読んだ後、本当に考えさせられます。
おかあさんハリネズミは子ハリネズミに
「抱きしめてくれる人が友達だよ」と言って死んでしまいます。
おかあさんハリネズミは、ハリネズミという特性を知っているわけで、
身体に針が刺さるから誰からも抱きしめてもらえない事だって
分かっていたはずなのに、
どうしてそんな事を言ったのでしょうか?
初めて抱きしめてくれたのは、盲目のネズミのおじいさん。
相手がハリネズミだと知らずに抱きしめてしまいますが、
身体に針が刺さり血が流れます。
そして、気付いても眠りについた子ハリネズミを抱きしめ続け、
朝には死んでしまいます。
死んだのは自分の所為だと知る子ハリネズミの気持ちを考えると、
その行動は正しかったのでしょうか?
しばらくは、これだけで頭がいっぱいになってました。
そんな私に、こんな事を言ってくれた人がいました。
「簡単だよ。立ち上がって抱き合えば良いんだよ」
相手が受け入れるだけじゃなく、
自分も相手も受け入れあって初めて幸せになれるんだよ、って。
人間社会も同じだと思いました。
愛すること、愛されることとは何か?
小さいお子さんには難しいとは思いますが、
じっくり話をしてみてはいかがでしょうか?