私も子供の頃からずっと猫を飼って育ってきました。今でも猫を飼っていますが、野良猫では無くてもどの猫も我が家に来た時にはいつもソファーの下に隠れていて、本当になかなか出て来てくれず、食事も食べてくれず困った経験があります。でも確かに猫では無くても誰でも突然違う場所に連れて来られたら警戒して隠れたくなりますよね。食事だって食べたくても怖くて食べられなかったりするんだと思います。
この絵本を読んでいると猫を買った事の有る人なら経験したことが有る事柄がいくつも出て来るので共感する面がとても多いと思います。色々な事で飼い主は悩んでしまったり心配したり。猫と言葉が通じれば良いのに。そう思った事が私自身何度ある事か。
言葉が分からない分もどかしくなってしまったり。でも本当。猫目線で見てあげればもっと猫の事が分かって来るのかもしれませんね。
本当ね子にもいろんな性格が有るようにその子その子によって皆個性が有って甘えん坊や意地っ張り、強気な子、いたずら好きな子、色々ですよね。でもどんな猫でもやっぱり大切にしてくれるって分かってくれたら心が通い合うんだと思いました。例えいくら時間が掛かってしまっても。
我が家の庭にも一匹野良猫が数年前から住み着いていたのですが、家にも猫がいる事から飼ってあげる事は出来ませんでしたが庭に寝床を用意してあげて寒さや雨等をしのげるようにしてあげていました。餌もちゃんとあげていましたが、数か月前他の野良猫と喧嘩をして怪我をしていたのを見かけたのを最後に、うちの庭にやって来る事は無くなりました。 もしかすると亡くなったのかも。と本当に辛い気持ちになっています。だけれども本当におとなしくて優しくて凄く可愛い野良猫ちゃんで、うちの庭を自分の家のように気に入ってくれていました。飼ってあげる事は出来なかったのですが、してあげられるだけのお世話をしてあげられて、一緒に居てくれて嬉しかったです。寂しい最後になってしまったのですが、あの野良猫ちゃんの事は忘れる事は有りません。
猫は本当に優しい生き物で、とても繊細でとてもか弱い生き物です。どんな猫ちゃんでも愛情を持って接してあげる事が出来れば絶対に信頼してくれる事だと思います。
猫を飼っている私にとってこの絵本はとても素晴らしい1冊で、見習いたい1冊だと思います。猫を飼っていない人にもこの絵本はぜひ読んでみてもらいたいと思います。猫の事がとても分かり、きっと猫が凄く愛おしくなる。猫を飼ってみたくなる、そんな1冊だと思います。
とてもお勧めです。