カバー折り返しの、“のこりはいくつなのかな?”を読んで、数のお勉強のような絵本かな?と思い読みました。
整然と並んだ木こりの絵に、クスッ!
ヘアースタイルとひげ、トランクスの柄が楽しい。
白黒で、これだけのデザインができるんですね。
さて、10本の木の生えている山に10人の木こりが行き、各見開き1人ずつ1本の木を切っていきます。
「まだ、ある」の台詞に?
でもだんだん見えてきました。
へ〜こういうことか〜。
メッセージ性の高い作品です。
さらには、“ゼロの概念”を提示。
お子さんにもわかりやすいと思います。
それにしても、19世紀には生息数は約10万頭と推定された虎も、20世紀には3亜種が絶滅し、1970年代当時には約5千頭に。
21世紀末には、どうなっているんでしょうか。
作者のラマチャンドランさんの訴えたいお気持ちもわかります。