本屋さんで娘が欲しがって、
親は気に入らず、そのときは買いませんでした。
あとになってよく読んでみて、
大人にもその面白さが伝わってきました。
娘にとっては単純に「猫ちゃんかわいい」
程度ののりだったのかもしれません。
白と黒のみのモノトーンで、
切り絵みたいに作られた、
いたってシンプルな絵本です。
くろねこかあさんと、くろ3匹しろ3匹の子猫たち。
くろ3匹を切り抜いた残りのところがしろ3匹。
発想の勝利ですね。
私はこの本を会社に持って行って、
こっそりコピーを取ってきます。
そのコピーを切り取って遊んでいます。
もともとが白黒なので違和感もないし、
「くろねこ3びき」をきりとって並べて
「くろねこ10ぴき」にしたりして遊びます。
作者の東君平さんの詳しい経歴は存じませんが、
「絵本の画家」というよりは
「イラストレーター」という感じがします。
ちなみに、検索したら
「辻仁成の叔父」とありました。
辻仁成さんといえばすばる文学賞をとった作家
とご記憶の方も多いと思いますが、
私にはECHOES(エコーズ)と言うバンドのボーカル
としての記憶が強いです。