最初から、予想に反する展開でした。
主人公のコーラ・リーは、すごくいじわるそうなおばあさんで、
ちょっと性格がねじくれてそうな見かけの割に、作って並べられたケーキの
素敵なこと!
そのコーラ・リーのお店の後に入った人たち、みんななかなか素晴らしい
お菓子を作る職人さんたちなのに、なんで追い出しちゃうの〜!?
もう一人の主人公アニーとコーラ・リーの幽霊との対決には、ハラハラ。
そのアニーの作った2番目のお菓子が月餅というところは、ちょっと
変わってます。月餅っていうと、手のひらサイズの小さなお菓子って
イメージしかなかったので。ケーキ大のサイズもあるんですね。
ちょっと意表を突かれました。
その後のケーキの名前も美味しそうな物から、「ん?どんなの?」って
ケーキがずらり。私も一口ずつ食べてみたい!
最後は、とても素敵な終わり方で、その終わり方もとっても意外でした。
マージョリー・プライスマン絵の絵本を見るのはこれで2冊目ですが、
この青い色と流れるようなラインがとても印象的で、好きです。