絵も中身もとっても外国っぽくて幻想的でおしゃれな絵本。
ケーキやさんの絵本はよくあるし、ゆうれいの絵本もよくあるし、でもそれがひっついちゃったらどんなお話になるんだろうと楽しみに読み進めました。
お話はおいしいケーキを作るコーラ・リーおばさんが亡くなるところから本格的に始まります。
ゆうれいとなって何か現世に未練があるかのようにいじわるを言ってくるコーラ・リー。
ただのいじわるおばあさん(のゆうれい)かと思ったら‥
ちゃんとした彼女なりの希望があったのですね。
意外なその希望に思わず胸が熱くなってしまいました。
ただの子供向け絵本にしておくにはもったいないくらいのお話でした。
たくさん絵本を読んできましたが、こんなに「素敵な絵本に巡り合えてよかった!」と思えたのはあまりありません。
絵本ってやっぱりいいなぁ。