時期は、もう過ぎてしまったのですが・・・
去年、サンタさんからのプレゼントでもらいました。
娘がほしがっていたので、とても喜んでいました。
この時に、宮西達也さんの絵本は、結構好きなんだと教えてくれました。
宮西ワールドではお馴染みのおおかみ(食う者)とこぶたたち(食われる者)が、出てきます。
当然、おおかみは、こぶたたちを襲うわけで・・・
しかし、食うことが出来ないというお馴染みのパターンから始まります。
怪我をしてしまったおおかみさんを、看病するこぶたたち。
おおかみさんは、食う気満々なのですが、
口が包帯でふさがれているので、思うように話せない。
「おまえたちを くってやるー!」と叫んだつもりが、
「うううううううっうううー!」としか聞こえない。
純粋なこぶたたちは、心から心配して看病してくれます。
このこぶたたちとおおかみさんの会話が、
ちぐはくなところが、可笑しくて。
娘と一緒に、大笑いしてしまいました。
おおかみさんの悔し涙・・・
でも、こぶたたちからのクリスマスプレゼントをもらった時の涙は、
感謝の涙に違いない。
最後まで、おおかみさんを心配するこぶたたちに、
おおかみさんも、心をいれかえて、
ラスト、素敵なクリスマスプレゼントを残して去っていきます。
感動です!
誰だって、純粋で無邪気な心には勝てません。
裏表紙の幸せそうなおおかみさんに、心が温かくなりました。
最後に、娘は、同作者の「シニガミさん」の話をしてくれました。
「涙が出そうになった。」そうです。
普段、あまり感想を話さない娘なので、
感想が聞けて、なんだか嬉しくなりました。