表紙の絵の雰囲気からは
あまり選ばないタイプの本ではあったのですが、
読んでみると面白い作品でした。
そして、この絵でよかったと思いました。
お父さんの帰りが遅くなったので、
まゆちゃんは「お父さんは今どうしているか」ということを
考えているのですが、
お父さんは危ない目にあっていて、いわば冒険の帰途。
そして、「遅くなったから急いで階段を上がってきて…帰宅!」
という最終場面が気持ちのいいラストでした。
お父さんが遅いことを必要以上にすねたりせず、
お父さんは頑張って帰ってきてくれている、
と考えているまゆちゃんが、いいなぁと思いました。