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こんな雨の日曜日は、サッカーも砂遊びもできない。 窓の外を眺めながら、つまんなそうな顔をしているのはバム。
気が付けば、部屋の中も散らかり放題。 ……ケロちゃんのしわざです。 まずは、部屋をかたづけなくちゃね。
てきぱきとおもちゃを整理して、掃除機をかけ、床をふき、あっという間にきれいな部屋になった頃、やってきたのは全身泥だらけのケロちゃん!?
島田ゆかさんの傑作シリーズ「バムとケロ」の始まりの舞台は「部屋の中」。しっかり者のバムと、天真爛漫なケロちゃんがこの世界の主人公です。何をやっても安心して見ていられるバムと、何をやっていてもハラハラさせてくれるケロちゃん。この二人の可愛いやりとりが、シリーズの人気の秘密です。
ですが。 魅力は、もちろんそれだけではありません。 その舞台となる「お部屋」がとにかく素敵なのです。
隅から隅まで丁寧に描かれ、一つ一つの家具や小物に愛情が注がれており、おまけにとっても独創的。お料理をすれば、はちゃめちゃなのにとっても美味しそうに出来上がっちゃうし、普段覗くことのない屋根裏はちょっぴり怖くてハラハラしちゃう。
そして既に「バムとケロ」シリーズの虜になってしまっている方はご存じの通り、第一作目から小さな「あの子」たちが、ここかしこに登場しているんです。ぜひシリーズで続けて読みながら探してみてくださいね。
さて、静かに読書を楽しむために、部屋とケロちゃんをきれいにして、おやつを用意し、分厚い本まで取り出したバムとケロ。無事にその時間を迎えられたのか…な……。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
雨の日曜日。サッカーもすなあそびもできない。そんな日には,ちらかったへやをかたづけて,おかしを用意して,それから本を読もうと……。
バムのお家には、ふしぎな、へんな形をしたものがいっぱいありました。
わたしは、ヤメピのぬいぐるみを買ったので、どこかにいないかな?と思って、ヤメピさがしをしました。バムのお家の中のすみっこにも登場していたから、うれしかったです。
バムがせっかくピカピカにそうじしたのに、ケロちゃんがどろんこモンスターみたいに帰ってきたところがおもしろかったです。
バムたちが本を取りに行ったとき、ふつうだったら、ガが本にぎっしりとまっていれば、わかると思うのに、バムたちはほこりだと思ったのが、おかしいなと思いました。そのへやには、くもとか、いも虫とか、ガとか、ねずみとかがいて、ちょっとぶきみだなと思いました。 (天使のケーキちゃんさん 10代以下・その他の方 )
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