我家では、「フンガくん」シリーズが大人気の国松エリカさんの絵による作品です。
物語は、だいこんじょうで、だいこんひめが居なくなったと、大騒動になっているシーンから始まります。
とのが大根というのは当たり前ですが、その家来達がユニーク。
ニンジン、ナス、キュウリ、ゴボウ等の家来達、表情がとても豊かで結構笑えると思います。
そこに登場するのが、かいわれざむらい。
ひめを探しに行くのですが、あまり統制が取れておらず、川岸では葉が絡まってしまったり、ぶつかったりで、間抜けという感じです。
川の中にひめを見つけた所までは良かったのですが、泳ぐつもりが溺れてしまい、実は水浴びしていたひめに助けられる始末です。
かいわれざむらいとだいこんひめが並ぶと、まるで一寸法師という感じ。
考えてみれば、かいわれって極めて小さい野菜ですから、こんな風なのでしょうが、キャラクターの選択としては大正解。
良い味を醸し出してます。
絵もさることながら、文章がとてもリズミカルなので、読み手にとっても読み易い作品だと思います。
幼稚園の年少くらいからがオススメで、このキャラクター達に、はまるお子さんも多いことでしょう。