哲学的な内容の本だなと思いました。ドイツ的だとも・・(こちらは、単なるイメージですが)。私的には、「うーん、よくわからない」という感じですが、不思議な魅力があることは確かで、だからこそ、「すごく好き!」という方がいらっしゃるのだろうなぁと思いました。独特の挿絵もこの本の内容にマッチしています。
各章のタイトルが面白い。「大きくなると小さくなる」「眠っているときに起きている」「存在しないものが存在する」などなど。「固まった頭をゆるめてごらん、ちょっと違う方向から物事を見てごらん」と言われているような気がしました。
それにしても、この偉そうな口をきく王様が、「グミベアー」が好きだなんて、なんだか可愛い。