小学生中学年向けの児童書です。
金原瑞人(訳)、はたこうしろう(絵)です。
たまたま下の子にいい本はないかとネット書店を検索していて、見つけました。
夏休みに勧めてみようと思っているので、まだ子どもは読んでいませんが、さすがイギリスの「最高児童文学賞」をとっている方のお話です。
人間の家族と不思議な卵から生まれ出たモンスター、水馬のクルーソーとの生活が、テンポよく、楽しく描かれていました。
中でも、普段ガミガミと小言のうるさいおじいちゃんが、子どもたちに交じって、意気揚々と水馬(命名「クルーソー」)の世話をしているシーンが、私は好きでした。
字もそれほど小さくはないし、小節ごとが短く区切ってあるので、文字を追うことになれているお子さんなら、中学年から、十分楽しめると思います。
はたさんの素敵なイラストも要所要所に散りばめてありますし…。
ただ、たくさん字がある本になれていないお子さんなどには時間を作って、読んであげるのも、いいかもしれません。
夏休みに親子でどうですか?