フィンランドの作家による作品。
北国での生活の様子が伝わってきます。
森で一人暮らしの小さなエルフは、クリスマスをお客さんと一緒に過ごしたいと考えます。
いろいろ考えたのですが、なかなかうまくいかず落ち込みますが、
やっとのことで思いついたアイデアのおかげで、
エルフは思い通りのクリスマスを満喫できるのです。
自己嫌悪から脱したエルフの「ちょうどいい大きさのエルフ」という想いが象徴的です。
感謝の気持ちで満ち溢れた、素敵なラストが印象的でした。
子どもたちにも共感してもらえますが、
案外孤独な10代の子たちや大人にも素敵な余韻となって心に響くと思います。