大笑いはしませんでしたが、面白い絵本でした。
読んだ方、気付きましたか?
この絵本はほとんどがペンタッチの白黒で表現されているのに、
野菜たちだけが鮮やかに色づいているんです。
ここに作者の想いを感じますね。
ニンジンやサツマイモが壁や床、水道管を突き抜けて育ってしまうなんて、「うっそ〜」と、思いますが、そのナンセンスなところが楽しいです。
最後のページはマンション全部がビニールハウスみたいになっていて、本当にこんなことやってみたら、案外うまく商売できるんじゃないかと思ってしまいました。
絵も見やすいし、漢字はほとんど使用されていないので、
小さいお子さんでも楽しく読めると思います。
読み語りに使うなら、小学校の中学年や高学年あたりにお薦めです。