おおかみの「ペコペコ」はお腹をすかして、森をさまよっていると、ある畑に出ました。
そこには青々とした葉っぱのだいこんが。だいこんはあまり好きじゃないとか言いながら、ペコペコは食べる食べる。
これがネズミだったらとか、ウサギだったらとか、ニワトリだったら、ブタだったら、いやいやそういうぜーんぶの動物だったら…。
そんなこんな考えているうちにペコペコは、20本ものだいこんを食べてしまって、そんなとき、おおかみが好きそうな小動物たちが近くを通るんです。でも、お腹かが重くて走れない。動物たちはあっという間に逃げてしまい。ペコペコはくたくたになるまで森を走り回っても、動物たちを探すことは出来ませんでした。
でなぜかまた、あのだいこん畑で、あーあ。
このペコペコの表情といい、間抜けな性格といい。なんとも面白いお話です。