アフリカの動物シリーズの絵本です。
以前『はじめてのかり』でこのライオンの親子に馴染みがあっただけに、
ラストに向けての展開に、切なくなってしまいました。
一人で狩りに出かけたいもうとライオン。
まだまだ初心者なだけに、狩りも慎重です。
ようやく成功かと思ったら・・・。
写実的な絵が見事です。
悲惨なシーンが出てこないのに、その雰囲気が切々と伝わります。
動物の世界では狩りは生きていく上で不可欠なことです。
そして自らも身の危険と鉢合わせで生きていかなければなりません。
弱肉強食の現実も感じ取ってほしいですね。