最初にこの本が出版されたのは1969年(ニューヨークで)。
日本での初版が1972年らしいので、たった3年で日本に翻訳されたわけです。
それだけ良質の絵本だったということですよね?
年季が入っているので、
今の子どもたちは図書室や図書館の本棚に五十音順で挟まっているだけでは、手に取ってくれそうにありませんが、
ブックトークで紹介したり、学校や幼稚園などで読みがってあげると、喜んでくれると思います。
題名の通り、「あめのひ」主人公の生者が雨を想って、考えたあれやこれやを淡々と描いているのですが、さすがユリー・シュルヴィッツです。
飽きのこない、穏やかでインパクトのあるイラストで見せてくれています。
どちらかというと、梅雨の時期にいい絵本かもしれませんが、雨さえ降っていれば、季節に関係なく読めるのではないでしょうか?