かこさとしさん、そしてこのかがくの本シリーズが大好きな息子と読みました。図書館など言っても「かこさとしはどこだー。」と探しています。
この「てとてとゆびと」はスケールが広い。そして深い。感心しました。
指の役割、指の動きなんかを骨など使って説明するのかな、と想像していたのですが。。
我らがご先祖さん、三千万年前のおさるだったころ、まだ手を使っていなかった時のお話から、今の人間のように、手や指を使うようになったこと、そしてその手や指を使って素晴らしい道具を使ったりするようになったこと。
手や指をうまく使えると、考えたり工夫する力が増えていくというお話も。そして子どもたちもいっぱい自分の手や指をいっぱい使って考える力をのばしましょうというお話まで。
途中、昔の中国の手を使った漢字(てへんの漢字)がページにずらりと200字ほどならんで、手や指を使ってできることの多さを表したり、と本当に読んでいて子どもも大人も飽きさせません。話しかける語り口であり、話にどんどんひきこまれます。
おすすめの絵本です。