この絵本を読みきかせていて、少し息子が大人になったな、と思うことがありました。
ずっとちいさいままでいられたらいいな、というまめうしくん。
「そうねえ」と困った声でいう、まめうしくんのおかあさん。
「本当に、まめうしくんのおかあさんは、まめうしくんが小さいままでいて、いいんだと思う?」と聞いてみたら、
「ううん、違う。大きくなって欲しいんだと思う」
と言いました。
少し前なら、言葉そのままに、「うん、小さいままでいて欲しいんだと思う」といったと思います。
人の気持ちが、ちょっぴり想像つくようになったんだな、と思うと、とても嬉しくなりました。
きっと、まめうしくんのお母さんも、まめうしくんが、かわいくて、でも、その成長も、いとおしくてならないのだろうな、と思いました。
「まめうしくんとおとうさん」でも思いましたが、この絵本も、親子の情愛がとても素敵に描かれています。
もちろん、息子は、まめうしくんがおっぱいをもらっているところや、
鼻息やしっぽで遊んでもらっているところにおおうけでした。