100年も前にかかれた絵本なのに、鮮やかな色彩といい、素敵なデザインといい、まったく古臭さを感じさせせません。本当に1枚1枚を額に入れて飾っておきたくなるような絵に、娘も、「いいなあ、この本。Jも、こういう絵、描いてみたいな。」と、うっとりしながら言っていました。そして、翌日には、1ページ1ページ丁寧に描き写して、自分だけの絵本を作りました。
野いちごやきのこなどの描写、それに、目に見えない「小さななかまたち」の存在は、ベスコフの世界とも似ていますね。こんな楽しい子ども時代を過ごせたらしあわせだろうな、と思わずにはいられません。
娘は、おひめさまが眠りについた後、お城の前に座って番をする「星のこども」を見て、「この子は、きっとおひめさまが変わった(星の子になった)んだよ」と言いました。
娘の心の中では、1日が終わっても、まだ夢の中で、おひめさまの楽しい1日は続いているんだな、と感じ、とてもうれしくなりました。子どもの想像力って、本当にすばらしいですね。