この本を書いている三宮さんは生まれつき目が見えない方です。
だからこその食べ物を食べる時の音。耳から聞こえる、あるいは体で感じる音なのです。
目の見える私にはわかめを食べる音が「ピララルッ リョリュ リョリュ・・・」と聞こえるなんて思ってもみませんでした。つまり無意識に食べていたのです。
この絵本を読んだ後、目をつぶってわかめの味噌汁を食べてみると!まさに・・・その音を感じることができました。
おいしいたべものは、こどもたちの健康を形作る大切なもの。だからこそ、「音」に注目した絵本は斬新でもあり、またたべものに感謝しながらいただく気持ちを、こどもたちに伝えることができるなぁと思います。