つちださんの絵がとても大好きです。”ぼくんちカレーライス”という絵本がお気に入りで同じつちださんの絵だったので選びました。悔しくて仕方ない主人公の右目をこすっているシーンが好きです。そして、いざとなったら人間は手段を選ばないんだな!と主人公から学びました。鍋の中を開けているお母さんもとても印象的です。トイレに入ったお父さんの顔も驚いているのか、嬉しそうなのか、そのどちらかなのか。お父さんのパジャマの柄も素敵です。つちださんの絵本はこういう細部が凝っていると思います。それが、私の心をとらえて離さない理由のように思います。朝、嬉しそうに飛び起きている主人公は6;10なのにもかかわらず目が輝いています。ここから、どれだけ主人公が思い入れがあるのか私にまでひしひしと伝わってきました。小鳥たちが早く主人公のもとに行くことを応援したいです。裏表紙に小鳥が餌を食べているあって、一安心しました。