屋根裏でがらくたにかこまれて暮らしているネズミのマシュー。ある日、美術館へ行き生まれて初めての絵に夢中になります。そして、マシューは絵描きの道へと進みます・・・
レオ・レオニさんの作品はメッセージ性の強い物が多い印象ですが、この作品のテーマは「感動する心と夢」でしょうか。
絵に感動したことにより、がらくたがすてきな景色に見えることは、見方を変えれば、すばらしい事が身近にあることに気づかされました。
絵本の中でマシューには、特に表情をつけて描かれていませんが、将来の夢がわからなかった前半のマシューと、夢をかなえて絵描きになった後半のマシューとでは、雰囲気が違うように感じるから不思議です。
様々な技法を用いて描かれた絵も、魅力の一つでした。