前から気になっていた本ですが、息子が「あらしのよるに」に興味を持ち始めたので借りてきました。
「傷だらけのリンゴ」では女の子とたぬき、「あらしのよるに」ではやぎとおおかみ、「へんしんぶうたん」ではぶたとライオン、この「ゆらゆらばしのうえで」ではきつねとうさぎと、きむらゆういちのテーマの一つに異種族交流というのがあるのかなと感じました。
ゆらゆら橋の上のこっちとあっちで命の危機にあるきつねとうさぎ。
敵同士であるのに、運命共同体である親近感へ移っていく心理描写がうまく描かれていると思いました。
もし小学生の子どもたちに読み聞かせをする機会があれば、読んでみたいお話だと思いました。