小学六年生のアキが、同じ名前のおばあちゃんのお葬式で遠野にいくと、なぜか妖怪が見えるようになる、、、座敷わらしの協力で、おばあちゃんのために大活躍する。その後、普段の学校に戻ると何かが変。いつのまにか狸がたくさん出てきて化かそうとするし、妖怪ゾゾたちもゴズキ、メズキも鏡を取り戻そうとして、しかも鏡も割れてしまって大変!
あやかしがメインで出てくるのに怖くないし、なぜかほのぼのするところがあって、特に狸なんか悪者のはずなのになんだか可愛い!子供が読んでも大丈夫だし、大人が読んでもなにかほっこりします。篠原美季の名前でも洋風のホラーを書いている作者ですが、筆力があって面白い。