まりん♪さんのベストレビューがまさにベストで、それ以上の紹介はいらないんですが、蛇足を少し。
安野光雅さんの「ふしぎなえ」に出会ったのは、小5の時でした。2次元を切り開いて、4次元の世界へワープする、その感じがたまりませんでした。絵本で表現される世界は、2次元のままだからこそ魅力的でもあるのですが、時に3次元のリアルさえ飛び越えてるものに出会うと嬉しくなります。この「フェリックス・クルーソーのふしぎなえ」もそんな気分にさせてくれるのです。安野さんの絵とは全く違いますが、ジョン・エイジーさんの描く絵の周波数が私の中では4次元変換されてしまいました。