男の子が保育園にお母さんと登園するシーンからこのお話ははじまっています。
保育園に行くのはいいんだけど、お母さんが帰ったら嫌だという、子どもの気持ちをうまいこと表現している絵本だと思います。
男の子が泣くと、つられて保育園のお友達も一緒に泣いてしまいます。
みんなで泣いたら、なみだがどんどんたまって、みんなが魚になちゃった。
こんな話、大人の私たちからしたらどうして?と考えてしまうところなんですけど、子どもって違うんですよね。
子どもは、その魚になってしまうところがおもしろいみたいなんですよ。不思議なんですけど、うちの息子がそのページが大好きで・・・
そのシーンになると自分も『あーんあん』と一緒に泣くまねをするんですよ。
そしてまた、お母さんがバケツとアミを持って迎えに来るところなんてユーモアがあってすごく楽しいと思います。