子ども達に一度は読んで欲しいお話だったので、図書館で見つけて借りてみました。
絵がとてものどかで美しいですし、1ページの文章量があまり多くないので、1年生の読み聞かせにちょうどいいと思い、先日朝読書で読んできました。
「きたかぜとたいよう」という題名を知っている子は、ほんの少ししかいなかったので、物珍しそうに聞いていました。
ただ、聞いてはいましたが、反応は今ひとつでした。
ページがたくさんあるのは、絵の美しさを楽しむ点では、とてもいいのですが、説明が長いので、焦点がぼけてしまったような感じがあります。
読んでいる私も、「マントを脱いだのは、太陽のせいだったっけ?」と思ってしまうほど、太陽が照り始めてからマントを脱ぐまでが長いような気がするのです。
短いお話なので、一冊の絵本としてゆったりと描くより、童話集の中の一編として、簡潔に描いてある方が合っているような気がしました。