桃太郎が鬼が島で鬼退治をしたあとのおはなし。
こんなお話があるなんてー。
初めて知った時は驚きと共に、
有名な昔話の後日談を考えた作者さんのアイデアに
目からうろこの思いでした。
これは是非息子と読もうと、図書館から借りてきました。
ちょっとドキドキしながらページをめくりましたが、
鬼たちと、人間たちとが仲良く暮らしていて、
とても安心できる内容です。
鬼がリベンジはかってたらどうしようかと思ってた・・・。
鬼の子も人間の子も分け隔てなく遊び、
鬼の娘さんが人間の青年に嫁ぎ、
そんな風景を見守る桃太郎じいさん。
昔、自分が鬼をやっつけたことなんて、すっかり忘れ去ってるようです。
人間も、敵・見方なく、この地球で手を取り合って
仲良く生きていけたらとっても素敵だなぁと思わされました。
息子が一番気になったのは、意外にも桃太郎の服。
絵本を巻き戻し見ては、
「ももたろう、爺さんになっても同じ服きてるね。」
そういわれればそうだ。
時代は変わっても、トシをとっておじいさんになっても、
桃太郎は桃太郎のままで、
これもまたちょっと安心しました。