航海日記に描かれた不気味な出来事。
淡々とした文章とさりげない絵で通していることが、かえって話の不気味さを強調しているように感じました。
Wretchedをいまいましいと訳したこともなにかあるかもしれません。
航海していて、立ち寄った地図にない島。
土産代りに船に持ち込んだのが「不幸を呼ぶ石」。
放射能のような石の発するエネルギーで猿になってしまった船員たち。
14枚の光景の中に、とんでもない物語を凝縮してしまったのは見事だと思いました。
余韻を残したハッピーエンドですが、怖いまま終わっていたらちょっと子どもには薦められないかも。