1989年の月刊「こどものとも」の掲載作品。
福音館書店のこどものともコレクション2011 全10冊の中の1冊として、今回は発刊されたものになります。
あるおかのうえに、
いっぽんの のえんどうが たっていました。
という文章で物語は始まります。
沢山の子供を産むのですが、その数が100人。
それから、のえんどうのおかあさんと、子供の会話が続きます。
子供を慈しむ気持ちは人間と全く同じです。
のえんどうの種から芽がでるまでの工程を描いていて、自然科学の絵本の類になると思いますが、それにしては、絵が可愛すぎます。
また、太陽の姿がどうなのかな?という感じです。
特にある夜、やってきた太陽の姿は、真っ黒で、どう見ても太陽と思えませんでした。
物語自体は、分かり易いのですが、それに絵がついていっていないのが残念です。
ただ、豆の子供はそれぞれに表情があって可愛いので、子供受けは良いかも知れません。