のえんどうのお母さんが、100人の子どもたちを育てて、旅立たせるまでのお話です。
のえんどうというのは、見た感じ普通の草のようですが
豆の仲間なんですね。
おひさまに、文字通り温かく見守ってもらいながら
子どもたちは、外の世界に出られる日を夢見て大きく育ちます。
おそらく、こののえんどうは、
子どもたち(種)を放出したあとは、野に横たわって枯れてしまうのでしょう。
大きな母の愛を感じるのは、まさにここです。
自分の身を犠牲にしても、子どもたちを育て上げるのです。
長男は、それに気づかず聞いていたようですが、それでいいのだと思います。
あえて恩着せがましく言うことでもないですよね。
いつか大きくなって、気づく日が来ればいいな・・・
ひとり飛ぶことのできなかった、いたずらっこの子どもも、
お母さんのそばにいることができて、良かったですね。