小さい頃、母と餃子作りをしました。
今は私が子ども達と作ります。
餃子作りを楽しむヒントになるかと思って借りましたが、
なかなか想像以上に良い本でした。
留守番中に餃子が食べたくなったウナちゃんとマミちゃん。
公園から指南役を連れてきて、いざ作らん!
作ってる最中は確かに楽しい。でも仕上がりは・・・。
友達も「まずそう、帰る」って言いだすし・・。
もうウナちゃんは悔しくて、悲しくて、どうすればいいのか
わからなくて、ドックンドックン涙がこみあげてきます。
その描写がとてもうまい。そこへ両親が帰宅。
とても大きく描かれたお母さん。
きっとその大きさはお母さんの頼もしさそのもの。
「みんなで ぎょうざつくったの」
あふれそうなドックンドックンをこらえ、
万感の思いでそう言ったウナちゃんの顔を見て、
お母さんは全てを悟ってくれたのではないでしょうか。
こんなお母さんになりたい。
また子どもと一緒に餃子を作りたい。
そう思いました。