娘が友だちの家で見せてもらったのが、この絵本と我が家の出会いです。娘は一目でクロー(ネコ)が大好きになったそうです。でも図書館でも借りられず、主人に頼んで出張の帰りに探してもらいました。その日、娘はパパの帰りが待ち遠しく何度も表に出ては駅の方角を見ていました。
娘は弟と並び、目の前にまっさらの絵本を置いて得意そうに読んでくれました。次々登場する犬たちのお澄まし顔、みんなイヌの言葉で自己紹介しているように見えます。驚いたのが文章のリズムです。娘はまるで歌うように読んでいました。テンポのよい軽快な文章が続きます。もっと驚いたのが1枚1枚の絵のつながりです。息子にはこれが一番の魅力。小さい子ほどいろんな発見ができるようです。でもクローのところは恐いのでしょう。いつも目をつぶります。
みんなで暗唱もします。今ではどの絵本よりも家族みんなで楽しむことの多い絵本になりました。