図書室にリクエストしたら「閉架書庫」のシール。資料として、保存されているのかな?残念ですね。
是非読んでほしい絵本で、ここから、小さい子でも灰谷さん作品を読む機会に繋がるようにも思われます。
「障がい」をどうしても重いテーマのように感じるのは、健常者側のものさし感覚なのでは?
小さい頃から周囲に普通にこどもからお年寄りが居て生活しているように、障がいがあってもなくても、普通に生活出来ていればいいことなのに、どうも違う世の中。
「俺は、やさしい言葉がほしいんじゃない。普通に冗談だって受け入れられる。普通でいいのに、対等でいいのに、変に気を遣われるのが俺を普通でない者のように感じさせる」と、東京の授産施設に勤務している友達が何かの行事だったか遊びに連れてきた重度身体障がいのある方がおっしゃっていた言葉です。
福祉について考えるって、生きていくうえで基本になるもの。もっと身近なテーマとして普段から考えてほしいと切に思います。それらについて考えるいいきっかけの絵本になると思います。
まりちゃんの自分をもっている強さも、毎日を楽しむ術も魅力的です。寄り添うおかあさんも周りの人のなにげない普段のかかわりも。
表紙のまりこちゃんのシンプルな絵に蜂とまつばぼたんが描かれているのが長谷川さんのセンス!!素敵です。