ずっと絵本ナビHPに訪れるたびに気になっていた「幸せの絵本」シリーズ。でも、今までこのようなタイプの本はあえて読んでいませんでした。どこかで、お気に入りの絵本は、自分で出会いを見つけたいという思いがあったのかもしれません。また、絵本ナビHPでのみなさんの声を参考にさせていただくだけで、十分ありがたいとも思っていたのだと思います。
けれど、今回の〜家族の絆編〜という括りに惹かたこと、そして正直にお話しさせていただくと、欲しかった一冊では送料無料の金額にならないこともあって、この一冊を購入いたしました。(無粋なきっかけで本当にすみません)先ほど届き、まず驚いたのが「幸せの絵本」の質感の良さでした。大きさ、厚さ、そして表飾の優しさ。どれも素敵で、最初の目的の届いた一冊の絵本よりも、先に手を取らずにはいられませんでした。
「はじめに」の中にある金柿さんの「私たちは、絵本というモノが欲しいのではありません。絵本を通じて得られる「幸せな時間」が欲しいのです。」の言葉で完全ノックアウト!それからの時間は、この本に夢中でした。私も子どもたちが寝る前の一番幸せであってほしいひと時に、そんな想いで絵本を読み始めたなぁという記憶が広がり、この本を読んでいると、まるで、自分が読み聞かせてもらっているような、そんな心地よさに包まれました。みなさんの感想も温かく、読みながら思わず頷いていました。自分の気に入っている一冊があると、子どもみたいに嬉しくなったり、また、知らない一冊も、うちの子が喜びそうだなあと家族を思い浮かべ、今度読んでみよう!と新たな発見をさせてくれました。順序は逆ですが「幸せの絵本」「幸せの絵本2」も読みたくなりました。想像以上の一冊でした。