大きなだちょうのエルフは強くて、子供達の人気者。エルフも子供が大好きでした。ところがある日、ライオンが襲ってきて、子供たちを守ったために、エルフの足は1本食いちぎられてしまいました。最初のうちはエサを運んでくれていた仲間たちも、自分の家族の生活で精一杯で次第にエルフのことを忘れていきました。そして、ある日、またもや子供たちは黒豹に襲われるのです。エルフは自分の命をなげうって子供たちを助けるのでした。
私はこの物語を読んで、エルフの真の勇気に深く感銘しました。自分のためではなく、子供たちのために行動をおこしたエルフ、
そんなエルフの子供たちを思う優しさにじーんときます。
絵は少し恐い感じがするけれど、この本は大人の方が読んでも十分に満足する本だと思います。