一見強欲な地主に真面目なお百姓さんたちが痛快に反撃をしてこらしめるお話・・・なのですが、どうもしっくりきません。
お百姓さんたちはことあるごとにこかげでごろり。
草が生い茂る夏にも、収穫の秋にも、地主の目をぬすんでは
いつでもなまけようとしています。
そんなお百姓さんを見ても、地主さんは基本的に話し合いで解決しようとしています。
物語のクライマックスではとうとうお百姓さんたちは、地主のご先祖様の供養のごちそうを食い散らかしてしまいます。
いくら地主にぎゃふんと言わせたいからといっても、そんなやり方以外に方法はなかったのかな
となんだか読んだあとの後味の悪い結末です。