おしょうさんのおつかいで山へ行った小僧が、やまんばにつかまりそうになるたびに、お札を使い命びろいするお話です。スリリングな中にもユーモアいっぱいの楽しい昔話です。
恐ろしいやまんばに食べられそうになりドキドキの展開の中、
やまんばと小僧、いえ、おふだの会話:
「こぞう、こぞう。しょんべんでたか。」
「まあだまあだ。おしっこ ちょろちょろでてるところ」
しびれをきらして怒鳴るやまんば、マイペースに答えるおふだを演じて読み手も熱演して楽しむところです!
最後は豆になったやまんばをおしょうさんがパクッと食べてハッピーエンド。この「ええぇー!」という展開も子供達に人気のあるところなのでしょうね。
昔話は同じお話でも作者によっていろいろ書き方が違うのでそれを比べるのもおもしろいところですよね。こちらの絵本は方言が使われていないので昔話に馴染みがない子に抵抗なく受け入れられると思います。