いつもたのしいいずみがもりに、災いがふりかかって、行方不明の人
(人じゃなくてからすでしたね)や、怪我をしてしまったからす、
家財道具一式全てを失ってしまい、涙にくれるからすが登場したときは
心がザワザワしました。
でも、私たちが生きている中でも思わぬ災いや不幸な出来事はたくさん
あるわけです。
すっかり元気をなくしたキュウベエさんに、レモンさんとオモチくんは
てんぷらの作り方を教わります。
そんなこんなで、いろいろあって最後はハッピーエンドに
なるのですが、詳しくは読んでからのお楽しみです。
この物語は人の優しさや、助け合って生きてゆくことの大切さが
詰まっています。うわべの言葉だけではない、愛を感じます。
加古先生って素敵ですね。
余談なのですが、カバー裏の加古先生の写真、最近の加古先生の
写真が使われているのです。先生の作業所でお撮りしたもの
らしく、先生がこの部屋でこの物語を生み出してくれたんだ、
先生の作業所はさすが本だらけですごい等々、写真だけでも
なんか感動してしまいます。単なる度の過ぎたファンの感想
なのですが、カバーの加古先生の写真もお楽しみください。
そして先生、ずっと元気でこれからも楽しいお話をかいてください。