とても、すてきな絵なんです。
でも、内容に、疑問が残ります。
わたしには、「発想の転換」という言葉で、さらりと流すことはできないです。
ゼロ君は、自分の右側にいることを望まれ、決して、左側に来ることは喜ばれないのですから、、、。
自分たちが大きな数になることがうれしくて、ゼロ君は、映画やごちそうにさそってもらえます。ただ、強いものにこび、ちやほやしているという感じがしてなりません。
他の数字のだれもが、ゼロ君の、まーるい、おっとりしたやさしさを認めているようには感じないのです。
息子の読んだ直後の感想は
「どこが、ゼロ君の勝ちなん?」「なんにも勝ってないよね」です。
ゼロくんの「勝ち」なのか、「価値」なのか、、、考えてしまいましたが、どちらにせよ、、、
違うような気がしてきました。
息子が「これは勝ちじゃない」と言ったことが、この本を読んで得た「価値」かなと思っています(笑)