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どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

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もぐらのバイオリン」 ランタナさんの声

もぐらのバイオリン 作・絵:デイビッド・マクフェイル
訳:野中 ともそ
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,320
発行日:2006年02月
ISBN:9784591090992
評価スコア 4.74
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みんなの声 総数 26
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  • 祈りに似た バイオリンの音色

    • ランタナさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子8歳、男の子5歳

    繊細な線と柔らかな色合いの美しい絵に魅かれて手にとりました。

    「なんだか なにかが たりないなあ」
    そんな暮らしをしていたもぐらは、テレビで流れたバイオリンの音に心を揺さぶられ、
    バイオリンを購入します。
    何年も練習し、美しい音色を奏でるようになった頃、地上では・・・。

    標題紙のリスの絵から伏線が始まっています。
    リスが落としたどんぐりから、
    地下では、根がもぐらの部屋に突き出て、
    地上では、芽が出ます。
    やがて、もぐらの奏でる美しいバイオリンの音は根を通じて、
    大きく育ったどんぐりの木から流れ出すのです。

    文章は、地下に住むもぐらだけの物語を追っているのですが
    絵は、地下のもぐらの暮らしと同時進行で、
    地上の物語も描いていきます。
    絵本ならではの表現に感嘆させられました。
    音が出ない絵本で、音楽を美しく描いているのも素晴らしい!

    もぐらが奏でるバイオリンはどんな音だったのでしょう。
    心に届き、怒りや悲しみを溶かしてしまう旋律。
    それは祈りのようなものだったのかもしれないなぁと思います。

    もし、地上の出来事が、もぐらの思い描く夢の形だったとしても、
    自分の想いをのせて、見えない誰かのためにバイオリンを奏でるもぐらからは、満たされた幸せが伝わってきます。

    テーマが深く、私は大人向けかな、と感じましたが
    子どもたちにも出会って欲しい、おすすめの絵本です。
    夜、寝る前に読んだら、美しくて平和な夢が見れる、かも。

    投稿日:2011/09/28

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