一貫して地域医療に従事し
「がんばらない」等たくさんの著書や
介護5でも家族と海外旅行へ行ったり
海外への医師団の派遣や薬を送ったり
と、人道的な活動をなさっている鎌田實氏
その鎌田Dr.の絵本?
と、新聞に紹介されていたので
図書館にリクエスト
梅雨の晴れ間に
雪の表紙であります
日本ではない雰囲気
ベラルーシの男の子の母親が主人公のようです
チェルノブイリ原子力発電所の事故は
隣国の旧ソビエトで
現ウクライナですよね?
地続きな国での被害
事実を「知らない」「報らされなかった」恐怖を
感じます
「あのひ さんぽにいかなければ
あのひ くろいあめに ぬらさなければ
そとで あそばせたりしなければ」
自分を責める母親の気持ちが
痛いほどわかります
あきらめの気持ちが
日本から来たDr.カマト(鎌田と言えないそうです)や
看護師のヤヨイさんの“心”が
伝わり、前向きになるんです
何も食べれない息子アンドレが
唯一食べたいという「パイナップル」を
探すヤヨイさん
その優しい心がひとからひとへとリレーすることには
本当に感動してしまいました
絶望から希望へ
すごいですね
ほんとうに、すごいです
じっくり味わいたい
「命」について
「だれかのために自分が出来ること」について
国境を越えてーと、
じっくりあじわいたい絵本です