いろんな生き方をして、色んな死に方をした一匹のねこ。でもいつも、その生き方に満足していなくて、飼い主が嫌いでいたねこ、ある時、誰にも飼われず野良猫として生きることになりました。そんな自分が大好きななったねこは、みんなにちやほやされながら楽しく暮らしていました。ところが、全く相手にしてくれなかった白猫に、心が惹かれてしまったのです。
子どもたちには、なかなか難しい人の生き方を、ねこの生き方に置き換えて伝えてくれます。生き方も様々、その死に方も様々、その死に様の表現には、どきっとさせられましが、誰もが避けられないことを、ねこに置き換えて、少しずつ気付かさせてくれるような気がしました。