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雲の上は、近未来の世界。
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投稿日:2009/08/27 |
だるまちゃんが外に遊びにいこうとしたら、雨がふってきました。
かさをさして出たら、変なものが落ちてきました。
そして…
ぴかぴか ごろごろ がらがら どしん
と、小さなかみなりちゃんが落ちてきました。
だるまちゃん、今度は、かみなりちゃんとお友だちになって、何とか手助けをしてあげようとするのですが、なかなか思うようにいきません。でも、その優しさが、本当にすばらしいと思いました。
そして、何よりも、雲の上のかみなりの町には、驚いてしまいました。細かく描かれたその世界、近未来を思わせるような環境でありながら、遊びは、昔から伝わるものになっているところに、作者の意図を感じることができました。
だるまちゃんの行為から、相手を大切に思う気持ちが、充分伝わってきました。
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ゆったりとした気持ちに…
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投稿日:2009/08/27 |
ガンピーさんが、小舟で出かけます。
こどもたちが、「いっしょにつれてって。」と言いました。
「いいとも、けんかさえしなけりゃね。」
つぎにやってきたのはうさぎ。
「いいとも。とんだりはねたりしなけりゃね。」
約束事をして、次から次に乗ってくる動物たち。
どんどん重くなっていくけど大丈夫かなという心配をよそに、ガンピーさんは、みんなを受け入れます。ところが、その期待は裏切りませんよ。でも、ガンピーさんの反応も、なかなか面白く、こんな気持ちでいつもいられたら、本当にいいなと思いました。
登場人物は、まずは、右ページでカラーで紹介され、左のページはモノクロの優しいタッチで描かれています。画面いっぱいに描かれた動物には、子どもたちもきっとくぎづけになることでしょう。
それぞれの動物たちの表現もなかなか愛嬌があり、最後の最後まで、心穏やかに包まれていく世界がそこにあります。
暑い夏の一日、この本を手にすると暑さもどこかに吹き飛んでしまいそうです。
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なんて優しい女の子。
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投稿日:2009/08/27 |
スーザとマリアおばさんは、オリーブ畑に囲まれた小さな村に住んでいました。
スーザはねぼすけな女の子で、朝、ねこのベルダが鼻をこちょこちょくすぐっても、犬のホセが毛布をひっぱても起きません。マリアおばさんが、フライパンを10回叩いて、やっと起きるくらいです。
ところが、ある朝、マリアおばさんよりもずっと早く起きて、丘をいつつ超えた街へと出かけていきました。
ふだんは、朝、なかなか起きられなくても、何かあれば、きちんと起きることができるのは、なんだかわかるような気がします。私自身、学校の日には、なかなか起きる事ができなかったのに、遠足の日になると、自分で起きられたものでした。でも、スーザの場合は、もっと素敵な用事をする日だったのです。
表紙を見て、外国の方が描かれた絵本だと思ったのですが、書いてある著者の名前は日本人。外国を舞台にしたお話で、優しい心、一生懸命な心が、いっぱい伝わってきました。表情の柔らかな描き方からも、優しさを感じることができます。
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へんてこなのに、ひきつけられる。
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投稿日:2009/08/26 |
しんくんがテクテクやってきて、ゆうちゃんがポコポコ歩いていたら、ライオンがいました。
そのライオンが、いろいろな形に変身します。
お話は、五つあります。
いやぁ、まさかそんなのはないでしょうと思っていても、まるで、長さんの魔法にかかったようで、「なぁるほど!」と、妙に納得してしまうから不思議です。
そして、このライオンの独特の表情は、なんともいえません。
今まで登場した、色んなへんてこライオンたちが、これでおしまいというのがとても残念です。
でも、たくさん楽しませていただいて、ありがとうございました。
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ミラドー、おかえり。
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投稿日:2009/08/21 |
笛吹きのミラドーは、パグマン村を出て、サーカスの人たちと一緒に、世界中を旅してまわっています。
ラジオから、長く続いた戦いが終わったニュースを聞き、村に帰ることにしました。
長い長い旅の末、かえりついた村は、何もかも壊れていて誰もいませんでした。
誰もいない村、そこにあったスモモには、小さな花が付いていました。再生の兆しを感じることができる一場面です。命が無事でいられたことが何よりです。人の持つ、力強さで、この困難を乗り越えてほしいと思います。
またいつの日か、世界一美しい村から、人々のにぎやかな声が聞こえますように。
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早く、犯人を…
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投稿日:2009/08/21 |
朝早く、たんたが郵便受けに行くと、新聞がなく、変わりにでこぼこチューブが?!字が消えかけていて、しっかりと読めません。でも、そこは、探偵のたんたくん。虫めがねを取り出して、持ち主を探します。
うさぎのギック、ねこのウオミケ、きつねのコンキチ、チンパンジーのチーボも登場です。
たんたの探偵振り、なかなか大したものです。ひとつの出来事から分析して推理していく様子は、子どもたちもワクワクしながら読んでいくことができるはずです。
それぞれのアイテムも、なかなかよく考えているし、みんな優しい心をもっているようで、穏やかな気持ちで、読んでいけます。
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一日も早く、平和が訪れますように。
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投稿日:2009/08/21 |
ヤモの国では、長い間戦争が続いています。ヤモのおにいさんも、友だちのミラドーのおとうさんも、戦場に出かけていったまま、帰ってきません。
そんなヤモの村に、ある日、サーカスがやってきました。
アフガニスタンの子どもたちの生活の様子がわかります。戦争というできごとは、みんなを不幸にしてしまいます。留守を守る村の人たちも、一生懸命生きています。それは子どもたちも同じです。そんな時、サーカスがやってきて、ひとときの楽しさを味わうのでした。
戦争とは縁のない生活をしていても、世界のどこかで、今もこんな生活をしている子どもたちがいるということを理解し、その気持ちを考えるきっかけになるはずです。
ヤモの住む村に、一日も早く平和な日が訪れることを願わずに入られません。
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とても大事な一冊の本
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投稿日:2009/08/20 |
『大きな木のような人』に出会ったのが先でした。
何気なく手にとって、パラパラと中を見て、再び、素敵な世界へと引き込まれていきました。
『ルリユール』とは、本のお医者さん。壊れてしまった本を、製本しなおし、装幀をしてくれる職人さんです。
ソフィーは大事にしていた植物図鑑がバラバラになり、ルリユールおじさんの元に出かけます。
製本の過程が細かく描かれているところは、すばらしい職人技に感動してしまいました。
大事にしている一冊の本を通じて、未来へとつながるところや、懐かしい思い出に浸れるところ等、まるで、美術館で一枚の絵を前に、色々な思いをめぐらせる気持ちに似た感動を覚えました。
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虫たちの特徴がよく捉えられている。
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投稿日:2009/08/20 |
むしむし原っぱに集まったたくさんのむしたち、かくれんぼが始まりました。
おには、みいでらごみむし。
みんなそれぞれの場所に隠れますが、その特徴がよくわかる行動や隠れ方です。
なかには、食べられそうになったり…
絵本を読み終わった後、実際はどうなんだろうと、図鑑を見たくなったり、虫に対する興味がますます大きくなりそうな一冊です。
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素敵な魔法です。
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投稿日:2009/08/20 |
ロバのシルベスターの楽しみは、変わった形や、変わった色の小石を集めることでした。
ある日、燃えるように赤く光っていて、ビー玉のようにまん丸の奇妙な石を見つけました。ところが、それは、持っている者の願いをかなえる魔法の石だったのです。
こともあろうに、自分で望んで岩になってしまったシルベスター。元のロバに戻れる可能性は、ほとんどありませんでした。
このままお話がどうなっていくのか、本当に心配でした。シルベスター自身の気の落ちようはもちろんのこと、家族の気持ちも強く伝わってきました。
魔法の石の持つ力、それよりも大きな力をもったものを感じることができました。
ちょっぴりとぼけたシルベスターの顔、やわらかな線、優しい色遣いの世界が、ふんわりと心を包んでくれます。
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