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まず大人が
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投稿日:2011/11/06 |
本の存在も知っていて、内容もおぼろげながらわかっていてもなかなか手が出せない本があります。
『ひろしまのピカ』は私にとってはそんな本の一冊でした。あまりに悲惨な出来事をどう子どもと受け止めていいのか、苦手意識の方が勝っていました。
小学四年生の国語の教科書に紹介されていて、折しも福島原発での事故があり、私自身今年の夏は原発・原爆関連の本を三十冊以上読んだでしょうか。
過去の出来事、特に戦争のような痛ましいことについては、大人がまず知っていること、語り継いでいくこと、風化させないという意識が必要なのだと思います。
こういうことは、子どもとの信頼関係があり、身近で話ができる立場にいる親なり先生なりがするのが一番伝えやすいように思いました。
絵が訴えかける力の大きさにたじろぐ思いがましたが、繰り返し伝えて行けたらと思っています。
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岸田衿子さんの早口言葉
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投稿日:2011/11/06 |
岸田衿子さんの作品には、言葉遊びにまつわる絵本が少なからずあります。
「るすばんりすするりずらかる」や「あんぱんぱくぱくぱんだのばんや」なとにはクスッとしました。
留守番がずらかったり、パン屋が自売りもののパンを食べてしまっては仕方がないですもんね。
片山健さんの絵がよくマッチしていて、言葉の世界を広げていると思います。
息子に一緒にやろうと言ったのですが、タイミング悪く断られてしまい、親子で早口言葉で遊んだらきっと楽しそうなのにと思うとちょっと残念でした。
口に出して言葉の響きを楽しみたい本です。
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子どもたちの反応を知りたい
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投稿日:2011/11/06 |
私がこの絵本のことを知ったのは、高学年以上に向くと思われる読み聞かせリストの中でです。
民話ということやストーリー性もあり、絵も味わいがあり、力のある絵本だと思いました。
主人公が怠け者であることのおもしろみや、かえるが出てくるのでかえる好きな人には、おもしろく感じられお話かもしれません。
息子に「かじかって、かえるのこと?」と聞かれました。馴染みのない言葉ですが、これだけかじかが出てきて、絵で見てもわかるので、言葉がわからないということは気にならないと思います。
遠目もききますし、どこかで読み聞かせをして子どもたちの反応を知りたい本です。
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風化させずに
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投稿日:2011/11/06 |
同じ原っぱなのですが、時間の経過と共に刻々と変化していくのは街並みであったり、人々の生活であったりです。
町内会の相撲大会が開かれているその脇道では出征兵士を送る行列があるというのが、何とも言えず奇妙ではあるのですが、
日常というのは少しずつ変化し、その中で人々は淡々と生活を送っていくものなのかもしれないとも思えます。
一つ思ったのは、東京大空襲の時でさえ、東京一極集中は、ライフラインのことを考えても何か危機的なことが起きた時にはもろかったはず。
戦後もさらに過密化が始まり、農村部の過疎化があったことを思うとどうしてこういう都市設計になったのかなと不思議にも思いました。
話がそれましたが、六十年以上前に日本で戦争があったこと、その原因やその後も含めて風化させずに子どもたちに伝え続けていく必要があると思います。
西村繁男さんらしい細かい丁寧な絵。絵を読みこむほどに発見もありそうです。
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親子で過ごす時間
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投稿日:2011/11/05 |
絵本を子どもとのコミュニケーションツールという向きもあるようですが、私にとっては子どもの時から大切な友だちです。
息子に読み聞かせを始めてから、息子にも良き友だちになってほしいと思っていました。
絵本ナビへの投稿を始めたのは、息子が年長さんの時、今年四年生になりましたので、五年が経過しています。
私が始めたのは『幸せの絵本』の1と2が出版された後で、私も機会があったらこんな風に本にレビューを載せてほしいなあと思っていました。
そして、今年その願いがかないました。書店で、この本を見つけて読んでみたら、私のレビューが載っていました。
本で読むのと、この画面でまた自分のレビューを読むのはちょっと違って気恥かしいけれどやはり嬉しい。
本の感想を通して息子とのやりとりや本を読んで思ったこと、その時に本を通して伝えたいと思ったこと、私にしかその背景はわかませんが、そんなことが蘇ってきました。
この本の副題は「家族の絆編」。今年ほど家族の大切さを身にしみて感じた年はないと思います。
子どもが育つ道筋の中で、一分一秒も無駄な時間はなく、その成長の瞬間に立ち会えるのは親としてこの上もない幸せだと思います。
その幸せの瞬間を本と共に過ごすことができたなら、親子で過ごす時間はとても豊かなものになります。
レビューを書いているのは、お父さんやお母さんや子どもの身近にいる人たち、専門家ではない声が聞こえるのもこのサイトの魅力の一つです。
メンバーの中には私のお気に入りの方たちが多くいらして、そんな方たちとこの本に一緒に載せていただけたのも嬉しく思いました。
絵本を読みたいけれどどんな本からと思った方たちにも読んでいただけたらいいなあと思います。
うちでは結局家族でこの本を読みました。
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瀬川康男さん画集
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投稿日:2011/11/05 |
絵のことはよくわからないのに、絵を見るのは好きです。
『ふしぎなたけのこ』『いないないばあ』『ことばあそびうた』など、「ああこれも瀬川さん」と知っている作品は多いし、愛知県出身なのですが、瀬川さんご自身のことは何も知りませんでした。
今年になって赤羽さん、堀内さんの作品を読んでいたら、どちらの著書にも瀬川さんのことがでてきて、どんな方だろうと興味を持ったのがこの絵本をとったきっかけです。
画集ですので、その時々の変遷が眺められます。
全体を通して赤の使い方が印象に残りました。
四年間仕事をせずに過ごした後に描かれたという『ふたり』という作品を読んでみたくなりましたし、
瀬川さんの作品を読みとおしてからまたこの画集を読み直してみたいと思いました。
後期の絵本の絵が、私にはちょっとわかりにくいのですが、そんなことも作品を全部通してみたら見えてくるのかと思うと楽しみでもあります。
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わらべうたで子育て
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投稿日:2011/11/05 |
3歳〜5歳児向きとあります。
ちょうど1歳のお子さんともうすぐ3歳と言われるお子さんに絵本とわらべうたをやってみたところ、いつも乳幼児向けのお話会でやっているようなわらべうただと、3歳のお子さんは興味が薄いのを感じました。
この中にある「おちゃをのみにきてください」を試してみると、ぺこっとおじきをしにやって来ました。
発達段階やそのお子さんの興味に合わせてこちらがわらべうたを展開していくことの大切さを改めて思いました。
大人がわらべうたのストックをいくつか持っていると、殊のほか重宝する機会があります。
テーマパークの待ち時間、息子とひたすら手遊びでつないだことも。私の子育てには間に合わなかったけれど、これから子育てをするお母さん方にはわらべうたを使った子育てでより豊かに子どもの心を育んでいただけたらなあと思います。
テレビでもCDでもなく、お母さんの肉声で一緒に遊ぶ豊かな時間が子どもにとっては大切だと思うのです。
出産祝いに『あかちゃんとお母さんのわらべうた』とセットで贈っても喜ばれると思います。
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一日一話的に
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投稿日:2011/11/05 |
お友だちから村山籌子さんの本を薦められてから、作品を見つけるたびに読んでいます。
村山さんの作品の良さは、語って美しい日本語、文章のリズム感と共に、クスッと笑える諧謔味にあります。
まじめな話の中にちょっととぼけたような茶目っ気が感じられるのです。
この中で私がスートリーテリングに挑戦したのは「おなべとおさらとカーテン」「おねぼうなじゃがいもさん」。
普段は動くことのない台所道具や野菜たちが、村山作品の中では人間のように動きます。
年長さんぐらいのお子さんから一日一話的に読み聞かせができそうな楽しいお話がいっぱい詰まっています。
復刊されたらいいなあと思います。
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身近な事例で解き明かしてくれるシリーズ
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投稿日:2011/10/30 |
このシリーズ、すべて家にほしいなあと思うぐらい好きです。
学級文庫に置いて先生から子どもたちに読み聞かせをしていただいたら、科学への興味がわきそうです。
エネルギーとは?漠然とわかってはいるものの、子どもに説明するとわかりにくい概念っていろいろあります。
そんなことを子どもたちにもわかりやすく、身近な事例で解き明かしてくれるシリーズ。
理科の学習で、そのことを習う都度、この絵本を読んだら知識が定着しそうです。
そんなことを考えるのは大人のよくばりな視点でしょうか。大人も子どもと一緒に一から考えてみる時にもお薦めです。
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アイリーン・ハース
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投稿日:2011/10/30 |
岸田衿子さんの本を勉強することになり、検索をかけたところ、岸田さん訳の本の中に、絵がアイリーン・ハースの絵本があることを発見。
アイリーン・ハースには『わたしのおふねマギーB』や『ベスとベラ』などがあり、淡い色彩ときれいな絵、幻想的なお話が多いことから大好きな絵本作家の人です。
図書館で予約をしてカウンターで受け取ってみたら、どうも見覚えのある淡い薄緑色の表紙。
中を開いて、「ああ、この本読んだことがある」「でも、なぜ?」「家にあった本だ」と頭の中で記憶をたどること何秒か。
実は高校生か大学生頃に洋書を買うことにはまっていた時期があり、絵が好きで買い求めた本がこれでした。
読み進めると、ああこんな話だったでした。
三人きょうだいが、カリーおばさんの庭にボールを取りに行きます。
おばさんの庭はジャングルのようだし、おばさんは子どもたちから見るとあやしげな人なのです。
岸田さんの訳がとても詩的でリズミカルです。アイリーン・ハースの絵はやはり幻想的な話によく合います。『サマータイム・ブルース』にも通じるところがあるように思います。
期せずして再び再会した本ですが、高校生の時には作者にはこだわっておらず、ただ絵が好きという理由で選んでいたものの、その好みは大人になっても変わっていないことが判明しました。
驚きの再会が嬉しかったので、実家でこの絵本の原書を探してみることにします。
日常に潜むファンタジー系の話が好きな方、淡い色調のきれいな絵が好きな方にはお薦めです。
もう一度アイリーン・ハースの絵本、読み直したくなりました。
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