きーこくん、頑張っています!
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投稿日:2009/02/12 |
PHPののりものえほんシリーズの1冊です。
JRさざなみ駅とJRにしはま駅の間を走る、かいかんでんしゃ(海岸電車)
きーこくんの話です。
ある日、JRのせっかちくんが事故をおこしてしまい、振替輸送が
はじまり、きーこくんたちは大活躍....
この本は、地名は変えてありますが、ずばり江ノ電(鎌倉と藤沢の間を走っている)
の話です!
3歳の息子は大の江ノ電ファンで、この高橋透さんの絵をどのページも
目を輝かせて見ています。
というのも、車種も新型から旧型まで、本物そっくりに揃って登場しま
すし、風景も線路の待避線までも、そっくりそのまま描かれているから
です。
最初、振替輸送の仕組みがよく飲み込めず何回か説明し、分かるように
なったら、表紙見開きのページの地図で、「ここで事故があったんだ
よね〜」って説明してくれるようになりました。
のどかさがよく伝わってきて、きっと息子も、物語に登場する“たっちゃん”みたいに、江ノ電の線路脇に住みたいんでしょうね。
のりもの絵本の中ではお薦めです。機会があったら是非読んでみて下さい。
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ふるさと
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投稿日:2009/02/01 |
どこかの田舎に住んでいる“ゆうきくん”とその村(?)の駅での
出来事が四季を通して描かれています。
パラパラとめくった時に、電車が沢山出てくるが見えたので、
のりもの好きの息子に図書館から借りてきて読みました。
こどもが自分の住んでいるところ(ふるさと)が好きになるって
こういう感じに段々となのかなと思いました。
とても淡々としていて、いわゆるショッキングな山場みたいな
のがありませんが、全体的に温かい感じのする絵本です。
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なりきり新幹線!
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投稿日:2009/02/01 |
まさるが、お母さんに頼まれて、4歳の誕生日にプレゼントしてもらった新幹線の乗り物に乗って、おつかいに行く話です。
すっごくいいですよ〜、この本!
乗り物好きなお子さんへいうよりも、乗り物ごっこが好きなお子さんに
絶対ウケると思います。
もうまさるの気分は100%新幹線の運転士さんなんです。
その意気揚々さと1つ1つの仕草そのものが、
もうじき4歳になる息子には共感でき、一緒にワクワクできるよう
です。
また、大人にとっても、ふきだしてしまいそうな箇所が多々あり、
傍にいた私の母(つまり息子にとっては祖母)まで思わず、
ぷっと笑ってたほどです。
4歳くらいの男の子の心情をよくとらえていると思います。
「トイレに しんかんせんで いきます。
おひるねも しんかんせんでします。
おふろにも しんかんせんで いきます。」
息子には全て気持ちが分かるそうです。 だって好きなんでしょって。
また、八百屋さんで「カレーライスください」って言っちゃうところも、大ウケでした。
ストーリーはシンプルですが、山場やたくさんのオチがあって、
まさに絵本のあるべき姿って気がします。
とってもお薦めです。
絵も大きいので、幼稚園やサークルでの読み聞かせに向いていると
思います。是非、読んでみて下さい。
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食わず嫌いをしきりに反省...
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投稿日:2009/02/01 |
正直なところ、表紙の絵に引いてしまって、また題名から言って
内容が容易に想像できる感じだったので、なかなか手にとらなかった
絵本でした。
ところが、今回、インフルエンザで倒れた息子の為に図書館で絵本を
探していたところ、勇気を出して借りてみたところ、
今まで読まなかったことをとても後悔しました。
とっても、可愛い本です。
転んでしまっても泣かずに、おつかいという目標達成の為に
立ち上がるみいちゃんの姿、また第2のそして最大の苦難にも
くじけずに立ち向かう姿が、とっても共感できます。
読んだ後には、どうして表紙の絵がこうなのかが納得できました。
“ぎゅうにゅう”買えて良かったね、みいちゃん!
お薦めです。是非、読んでみてください。
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本当に素敵な本です!
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投稿日:2008/12/05 |
デパート売り場に売られている、ぬいぐるみのコールテン君の話です。
長い間売れ残っていたコールテン君は自分のズボンのボタンが1つ
ないことに初めて気付かされ、探し始めると... という話です。
なんてセンスのいい絵本なんだろう!っと言うのが最初に読み終えた
時の感想です。
ユーモアたっぷりで思わず笑っちゃうところがいくつもあり、
最後のコールテン君と女の子のやりとりも、とっても心温かで、
穏やかに終わるところが、実に絵本として価値のある本だなぁっと
感心することしきりです。
3歳の息子に「どこが楽しかった?」って訊くと、即答で
「エスカレーターのところとボタンのところ」という返事が返って
きて、やっぱり3歳でも面白いと感じることを描ける作者フリーマン
さんの偉大さを感じます。
私は自分自身とそして何よりも息子がこの絵本と出会えてよかったな
っと思っています。とってもお薦めです。是非、読んでみてください。
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幼稚園生に是非!
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投稿日:2008/10/24 |
この絵本は、巻末に作者さんが
「幼稚園で子どもたちが遊んで(生活して)いる様子をそのままに、
ありに置き換えて創作したお話です」と書いていらっしゃる通りの話
です。
正直言って、絵本の命である“絵”が上手ではありません。
まるで、小学生が描いているのでは?って思えてしまうくらいです。
下書きの線まで残っています。
でも、何が面白いかというと、本当に幼稚園での一日がそこに
まさに書いてあって、他の子達がみんなで「はないちもんめ」で遊んで
いるのに、2匹のありだけが、ずーっと「なべなべそ〜こぬけ」をしているところ!、
悪者が出てきて、おまわりさんが出てきて、そして最後に正義が勝つけれど、
みんな仲良し... という、まさに幼稚園児の世界全開がとっても微笑ましく、
年少の息子と絵を見ながら、妙に楽しくなって読んでいます。
幼稚園が大好きな幼稚園生に、是非、お薦めです。
お子さんとのコミュニケーションが取れる本だと思います。
何年経っても、子供の世界がここに書いてある、平和であることを
望みます。
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読んだ後、とても微笑ましいです。
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投稿日:2008/10/08 |
風呂嫌いの犬のハリーが思いついたことは、ブラシを隠すこと! そして、外に出かけてしまうのですが... という本ですが、
とても良心的な本です。“邪悪”が全くなく、ストーリーもあって楽しく読めます。
特に面白いなっと思うところは、ハリーが外出した先での遊び方です!訳が絵にとてもマッチしている上に、まるで3歳の息子が好んでやることを再現しているという感じで、とても笑えます。
そして、何よりも子どもがハリーに親近感を感じています。
是非、読んでみてください。お薦めです。
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新進系の芸術作品?!
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投稿日:2008/07/25 |
先日、小児病院の待合室の本棚に置いてあって読みました。
子供は幼稚園でこの本を読んでいるらしく、とても楽しそうな顔をして、私に早く読むように言いましたが、読んで納得です!
表紙の何の変哲もない普通のナイフの絵だけでは、まったく何がふしぎなのかさっぱり伝わってこないので、個人的にはまったく魅力を感じない本って感じなのですが、本を開きはじめると、ページをめくるのが大人の私ですらどんどん楽しくなってしまいました。
そして、息子の最高の“おたのしみ”は最後のページでした。
それまで、じっと我慢に我慢を溜め込んでおき、最後のページをめくった途端に、身振り付きで、ナイフがどうなったのかを教えてくれ大笑いしました。
私自身がとても気に入ってしまい、もう一度、その場で読み直してしまった程でした。
3歳の子ですら、これ程、この本の面白みが分かる様にできているのがすごいと思います。
本当に題名通りの“ふしぎなナイフ”です。色々な動詞を覚える為の本なのでしょうが、かなり新進系の芸術性(?)の高い本です。とってもお薦めです。是非、読んでみて下さい。
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3歳ワールド全開の本です!
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投稿日:2008/07/21 |
題名の通り、くまの子供のサーシャは失くしものの名人です。というより、片付けをしないので、必要な時に必要な物が見つかりません。そんな自分に呆れ果てたサーシャに、よいアイディアが浮かび... という内容の本です。
3歳の息子には大変ウケました。サーシャの1つ1つの言動や行動が面白いようです。本を読んだ後日、自分のおもちゃがやりっぱなしの状態をみて、サーシャみたいと言ってニンマリしたり、最悪のことにサーシャと同じようにせっかく片付けたものをまた引っ張り出してきて元の木阿弥にし、「サーシャだサーシャだ」とふざけるサーシャごっこをしかも幼稚園でやってくれ、母親の私は先生に頭を下げる始末に..
悪影響って言ったらそれまでになってしまいますが、それでも、これだけ子供の心をとらえる本って、あんまりないかもと思い、ちょうど息子の成長段階に添った本なんだろうなぁと、悩みますが“なかなかよい本”という評価にしました。欲を言えば、「綺麗に片づけをしました、めでたしめでたし」で終わってくれれば母としては大歓迎の本です! ま、それではこの話のオチがなくなってしまい、息子にとっては面白さが半減してしまうことでしょうけれどね..
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例えればスルメのような本です!
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投稿日:2008/07/20 |
雪が降った翌日に、急におかしな棒の様な“りんごのき”を発見し興味を持ったマルチン。彼の目を通した冬・春・夏そして実りの秋の移り行く季節の中でのりんごのきの様子が描かれた本です。
この本は、全頁右側にまるで絵葉書を置いたかのように絵が描かれていて、どのページにもマルチンとりんごのきが出てきます。マルチンの家の塀越しの風景が、ある時は家だったり、ある時は森林だったり、ある時は畑だったりと変わることに何回か読んでいると気付き、これって矛盾している?! こんな統一性がなくていいの?と初めは思っていましたが、ある時、裏表紙を見て謎が解けました!
この本は、3地点からのりんごのきの1年を追っていたのでした!
そんな絵本の命でもある絵に奥深さ(トリック)があります。
また、何よりも小さなマルチンがりんごのきに興味を持ち、そこから愛情が湧いて世話をしたり、心配をしたり、また扱い方を学ぶところが、小さな子供の体験を通しての知識を得るという教育の理想な姿が描かれており、ウチの子もこういう風に育てられればいいなぁと羨望します。
3歳の息子に初めて読んだ時の反応は、ピンときていない感じでしたが、何回も読み込んでいくと、きっと彼のお気に入りの1冊になる!と予感しています。きっと、食べ物で例えればスルメのような本かもしれません! じっくり派におすすめです。
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