新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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汐見台3丁目

ママ・50代・神奈川県、男の子19歳

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汐見台3丁目さんの声

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ふつうだと思う 歴史は繰り返される?  投稿日:2010/02/28
きんのたまごのほん
きんのたまごのほん 作: マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵: レナード・ワイズガード
訳: 渡辺 茂男

出版社: 童話館出版
とにかく綺麗な絵の本です。
普通の絵本のサイズより縦に大きいのですが、どのページも真ん中に
主人公のうさぎと卵(後にヒヨコ)描かれて、その四隅に色々な草や
花、蝶や虫、小動物が丹念に描かれていて、とても綺麗です。

内容は、ある日、ひとりぼっちのうさぎが卵を見つけ、卵が孵化する
のをずっと待つことにしました。待っている間に、何の卵なんだろう
と想像したり、早く割れないかと、かなり乱暴なことまで卵にします。
それでも割れない卵の横で、だんだんとウサギは眠くなり、眠ってしまいます。

するとその後に、卵が孵化し、ヒヨコが生まれます。
ヒヨコは、初めて見たもの、“ウサギ”をおこそうと、自分が卵の中に
いた時にやられたことをウサギにやります....
という話で、最後は、もうウサギはひとりぼっちではなくなった、
というハッピーエンドで、繰り返しの展開とその内容、そして綺麗な絵
を楽しむ絵本です。

うさぎが卵の中は一体なんだろうと考えるページの挿絵が面白く、
子供に、「じゃあ、何の卵だと思う?」っと振ると、
「かいじゅうかも」と答えが返ってきました。
「じゃあ、何の卵なんだが楽しみだね〜」と言いながら読み進めて
いくと、次にウサギが卵にやりはじめた荒業にゲラゲラ笑い出し、
そして、生まれたヒヨコが同じことを繰り返すところで、また笑い出しました。

絵本も大きいので、未就園児の読み聞かせにも向いているかもと
思いました。

1回読んだだけでは、分かりづらいかもしれませんが、
質が高い絵本だと思います。
参考になりました。 2人

なかなかよいと思う 人とのつながりが素敵です。  投稿日:2010/02/18
ゆうたくんとしょうぼうしゃ
ゆうたくんとしょうぼうしゃ 作: なかえ よしを
絵: 大久保 宏昭

出版社: 教育画劇
のりもの絵本だと一般的に言って、辛口ですが、あんまり内容がない
本が多いような気がするのに、この絵本は読み終えて本当にあったら
素敵だなっと思う話でした。

今の世の中、道端ですれ違う知らない人と仲良くなることなんて、
しかも年齢がかけ離れていては殆どありえないことなのに、
ゆうたくんとおばあさんは出会い、そして、思いやるようになること。

そのおばあさんが独り住まいなので入院してしまっても、
ゆうた君にはそれを知る術がなく、会えないことで心配を募らせること。

そして、出会いの場であった消防署の前で、それまで全く登場すら
してこなかった消防隊員の人が実は心配してくれていて、
ゆうた君とおばあさんをもう一度引き合わせることに尽力してくれたこと。

最後に消防訓練に参加して、はしご消防車に乗り込んで
おばあさんの入院している病室(6F!)の窓ガラスをトントンと叩く
なんて、絶対にありえないことなのに、
とっても素敵なんです、人々の心の架け橋が!

おばあさんはとっても嬉しかっただろうなとか、
ゆうた君もまたおばあさんに会えてよかったね、とか
読み終えた後にそういう温かい気持ちになれる本です。

お勧めです。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う かわいい!  投稿日:2010/02/17
あたしもびょうきになりたいな!
あたしもびょうきになりたいな! 作・絵: ブランデンベルク夫妻
訳: 福本友美子

出版社: 偕成社
兄弟(姉妹)の片方が病気になると、小さいうちって、
きっと「××ちゃんばっかりかまってもらってずるい」って
思っちゃうことってありえますよね。

この絵本は、そのことをズバリ書き上げた本で、私の主観では
絵はかわいいとは思いませんが、話がとても可愛らしい話でした。

是非、兄弟のいるお子さんにお勧めです。
読んでみてください。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 一筆書きのなせる業、すごいです!  投稿日:2010/02/12
あか あお ふたりで
あか あお ふたりで 作・絵: U.G.サトー
出版社: 福音館書店
これほどのセンスの良い絵本をみたことがない!って
言うくらいの絵本でした。
グラフィックデザインの真髄を見せ付けられたっていう感じです。

“あか”色と“あお”色が散歩に行くのですが、時には
交差しながら、空へ海へ陸へ...と範囲を広げ、
雲→鳥→かもめ→いるか.....と形を変えて行くのです。

まるで2色によるマジックのようで、ページをめくる度に
魅せられます。
また、絵のはずなのに、空の広大さ躍動感すら感じさせられ、
ただただ、すご〜い!と感嘆するばかりでした。

この絵本は、未就園児の読み聞かせにもとても適していると
思います。というのも、必要最低限の文しかないんです。
却って、その多くを語らないところがこの絵本を最高にしている
と思います。

幼稚園児の息子も、次々と形を変えていく、2色の創造物に
目を見張ってました。一筆書きのなせる業です。

子供本人が好むかどうかは別として、こういう芸術やその遊び心に
身軽な絵本という手段を通して触れさせるのも、芸術を楽しむ目を
養う機会になり大切かなと思います。

とってもお薦めです。是非、読んでみてください。

U.G.サトー(佐藤雄治)さんの世界にはまりそうです。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う 信号機は大忙し!  投稿日:2010/02/07
ぴかくん めをまわす
ぴかくん めをまわす 作: 松居 直
絵: 長 新太

出版社: 福音館書店
言われてみれば、本当に信号機って規則正しく動いていて、
動くのが当たり前のような存在ですよね。

そこにピントをあてた作品で、淡々とした文でありながら
ユーモアたっぷりな絵本です。

但し、信号機がどういうものであること、それから、
信号機は、青・黄・赤→青・黄・赤という順で規則正しく動く
機械であることが分かっていないと、この本の内容の面白さと
言葉の面白さは半減していしまうかと思います。

ウチの子にこの本を買ったのは2歳の時で、たくさん乗り物が
出てくるからと思って選んだのですが、いまいち、面白さが
分かっていないようでした。

4歳を過ぎた今は、ぴかくんがめをまわして、正常でなくなり、
赤・黄・黄とめちゃくちゃに点灯し始める場面になると、
その面白さが分かるようでゲラゲラ笑い出します。

この本こそ、適齢な時期がある良書かなと思います。
お薦めです。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 3人寄れば文殊の知恵?!  投稿日:2010/02/07
みんなでぬくぬく
みんなでぬくぬく 作: エルザ・ドヴェルノア
絵: ミシェル・ゲー
訳: 末松 氷海子

出版社: 童話館出版
リスとハリネズミとアンゴラウサギの話です。

リスの家のストーブが壊れてハリネズミの家に暖を求めに行くと、
ハリネズミの家のストーブも壊れていて...
2人で寄り添って寝ようとするのですが、ハリネズミの針が痛くて
眠れない、でも近寄らないと温まらないというジレンマに陥る2匹。
そこで3匹目のアンゴラウサギの家に行くと、なんとそこには
ストーブすらない... という話です。

友情のあり方を教えてくれている心温まる絵本だなと思います。

この絵本で好きなところは、誰も、助けを求めてくる者を拒まない
ところ。
そして、2人で問題解決が出来なくても、第3者が解決してくれると
いう人間関係のあり方のちょっとしたアドバイスが盛り込まれている
ところ。

あとは、(人生の日々を若干積んできたからでしょうか)、リスが暖を
求めてきて快く迎え入れるハリネズミですが、求められても報いたい
のに上手く廻らないところが、ちょっとだけピリっとスパイスの効いた
人間関係のニヒルさが感じられ、 私はそこも好きです。
(素直じゃないかな?!)
でも、そこがまたストーリーの展開として絶対不可欠なんですよね。

子供に友情のよさを伝えるのによい本です。
お薦めです。機会があれば是非お読み下さい。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ナイスアイディア!  投稿日:2010/02/07
ねずみのでんしゃ
ねずみのでんしゃ 作: 山下 明生
絵: いわむら かずお

出版社: ひさかたチャイルド
「幼稚園なんか行きたくない!」という5つ子のねずみの為に、
お母さんがねずみが考えたアイディアは“でんしゃごっこ”で
幼稚園に連れて行くことでした。そして... という話です。

絵を担当している「いわむらかずお」さんの14ひきのねずみシリーズ
の続きでこちらを購入しましたが、当時3歳だった「でんしゃごっこ」
好きな息子は、一気にはまりました。
7匹のねずみシリーズで個人的には一番面白い本だと思います。

内容も本当に楽しいですが、これまた、いわむらさんの絵が緻密(?)
で、夜眠る時の様子のページが、実に面白いのです。

幼稚園に通う年代の子の特徴を上手く捉えていて、
パジャマのボタンの掛け間違いをしている子がいたり、
2匹でどちらも自分のパジャマだと主張して取り合いをしているのに、
1匹のねずみのベッドの下には、その子のパジャマが落ちている..とか、
パジャマの上下を間違って着ようとしている子もいたり、
既に完璧に終わって寝床に就いている子もいる...
絵を見ているだけで本当に楽しいですよ!
子供も、「あ、この子は...」って目を輝かせながら発見を楽しんでい
ました。

途中に、ちょっとした仕掛けもあって、本当に楽しめる本なので、
他の方のレビューでどなたかもおっしゃっていましたが、
未就園児にお薦めな絵本です。

“邪悪”の出てこない良書です。
増刷され、人気があるのが納得できる絵本です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 本当にあったら怖いけれど、素敵な話です。  投稿日:2009/12/23
としょかんライオン
としょかんライオン 作: ミシェル・ヌードセン
絵: ケビン・ホークス
訳: 福本 友美子

出版社: 岩崎書店
図書館に本物のライオンがやってくる話です。

絶対に現実にはありえない話なんですが、とてもウィットが
効いていて、センスも良い絵本で、4歳の息子も真剣に耳を
傾けていました。

この絵本との出会いは、実は私自身が本屋の本棚に積まれている
この本の、
「2007年刊海外翻訳絵本 『この絵本が好き!』 第1位」
と帯に書いてあるのを見て、どんなもんだろう?!と手にとって
立ち読みしたのが最初でした。

文は多少眺めですが、秩序だった展開で、とにかく先を
読みたくなる話で、気付くと、いい年をした大人の私が絵本なのに
真剣に読んでいる姿を、傍にいた見知らぬ子供がじっと見つめて
いる有様でした。
そして、絶対、息子も気に入るだろうと確信しました。

実際、息子は最初に読んだ時から楽しんでいる感じが伝わって
きました。更に、翌日にまた読むと、
「これは、2人がいけないことをしているんだよ」とか、
話の内容が分かっていて、充分、この話を理解している
のが分かりました。

館長さんの「規則を守る限りは、ライオンだって図書館に来ても
いい」というところや、しかも、お手伝いをするとても役立つ
ライオンであるところも笑えます。
本当だったら、ライオンが来たら、怖いだけだけれど....

そしてクライマックスで、最後に図書館員がライオンと和解できた
こと、館長さん自らが規則に例外をつくってしまうところが
素敵です。
あのライオンは本当は図書館前の石の像なのかな?

読み終えた後、ほのぼのとした、そして、「ああ、楽しかった!」
と思える絵本です。『この絵本がすき!』で第1位になるが分かる
気がします。是非お薦めです。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい すてき! 夢のような話です。  投稿日:2009/10/10
おふろだいすき
おふろだいすき 作: 松岡 享子
絵: 林 明子

出版社: 福音館書店
主人公の“ぼく”がお風呂に入ると、次々と色々な動物が
登場してきます。そして....という話です。

一言でいうとファンタジーの話ですが、
その話の展開がものすごくテンポがよくて、スムーズで、
しかも林明子さんの絵ととてもマッチしていて、
文は長めですが、一気に読めます。

次々に登場する動物の登場の仕方もとても素敵です。
つながりがあって、センスのよさを感じます。

子供も次には何が出てくるのだろうと、興味津々で、
一気に引きつけられました。

また全てのページが黄色がかったオレンジ色を使っていて
温かみがありますよね。
これが水色とかだったら、また印象が違ってくることでしょう。

くじらやカバが一緒に入れちゃう風呂って、もしあったとしたら、
どれだけ巨大なんでしょう?!

ありえないって思いながら、でも、絵の中に納まってしまって
いるとストーリーに真実味を思わず感じてしまいます。

「お母さんの一声で全て消えるのが残念」と
他の方が感想に書かれていますが、私は逆にそこが好きです。
現実に戻る瞬間に無理がなくて。

でも、逆に、一番最後のページの最後の文、
「きみも、おふろがすきですか?」
は、ちょっと不要だなあって思ってしまいます。

この投げ掛けがない方が、ファンタジーの余韻にひたれると
思うのは私だけでしょうか?

絵・文も林明子さんの『こんとあき』もファンタジーで女の子が主人公
ですが、こちらは男の子が主人公、ファンタジー続きで読むのに、
この2冊はちょうどお薦めです。

ちょっと長い話が大丈夫になったお子さんに、
また、絵本を読みなれた(聞きなれた)お子さんに、
そして、お風呂嫌いなお子さんにも!、
是非、お手にとって読んでみて下さい。お薦めです。


参考になりました。 1人

ふつうだと思う まさに対象年齢3歳からかも!  投稿日:2009/09/22
そらまめくんのベッド
そらまめくんのベッド 作・絵: なかや みわ
出版社: 福音館書店
そらまめくんシリーズの第1弾の話です。

そらまめくんって、2・3才くらいの子なのかしら? と妙に
思えてしまいます。
このくらいの年の子って、自分の物、特に自分が気に入っている物を
他人に貸せませんよね。
そのあたりを上手くモチーフにしていて、本の裏表紙に「対象年齢が
読んであげるなら3歳から」と明記されているのに納得します。

でも、ストーリーのように、実際、友達から大事なことや社会性を
沢山学ぶんですよね。

絶対に自分のベッドを貸してあげなかった“そらまめくん”に
お友達がベッドを貸してくれようとするところが素敵です。

子供もそらまめくんの“貸したくない”という心境が何気に分かるようで、
初めて読んだ時はバツが悪かったのか黙って聞いていましたが、
最後に、よい展開になった時に、大切なことに気付かされたと
感じているように見えました。

このシリーズは、そらまめくんが友達を通して徐々に成長して
いくので、この第1弾から読まれることをお薦めします。
参考になりました。 0人

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