全1274件中 951 〜 960件目 | 最初のページ 前の10件 94 95 96 97 98 ... 次の10件 最後のページ |
思いやりの数だけ膨らんで
|
投稿日:2021/01/13 |
昔あるところに、遊ぶのが大好きな男の子、トムがいました。
ある冬の日、トムは、おばあちゃんが編んでくれた毛糸の帽子とマフラー、それから手袋を着けて遊びに行きました。
すると、手袋を片方なくしてしまいました。
おばあちゃんは、言います。
「大丈夫。明日探しに行こうね。今日はもう、寒い寒い」
でもその時、手袋は……。
寒い冬の日に落ちている手袋を見つけたら、その中に入って温まりたくなるのは自然なことでしょう。
ただ。
それが。
一匹で、そして小さい動物だったらいいのだけれど……。
トムの手袋の中に入りたい動物が、次々と現れます。
すでに入っている動物たちは断るのだけれど、相手が寒そうだから、結局入れてあげてしまうのです。
だから手袋は、思いやりの数だけ膨らんで膨らんで……、いっぱいになっても膨らんで……。
最後はとんでもない結果になりましたが、それぞれが誰のことも責めず、そして機嫌が良いのが素敵です。
人生にはトラブルが付き物だけど、でもだからといって幸せは簡単にはなくならないんだ、ということを教えてもらっているようです。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
心優しい物語
|
投稿日:2021/01/12 |
主人公のサルくんは、いつもひとりぼっち。
毎日散歩に出かけてバナナを食べるけれど、ひとりぼっちだから楽しくありませんでした。
そんなある日、バナナの皮に滑って、穴の中に落ちてしまいました。
すると、モグラが出てきて言ったのです。
「バナナバイクで たのしいところに つれていってあげるよ。 でも のるには きみのもっている バナナが 1ぽん ひつようだ」
バナナを渡して行った先には「バナナのゆうえんち」があって、どのアトラクションでもバナナを1本渡さないと乗れませんでした。
そうして色々なアトラクションで遊びながら、サルくんは、あることに気付きました。
それは、ウサギさんが常に一人でいるということでした。
いつもひとりぼっちのサルくんは、他の人のひとりぼっちに敏感だったのでしょう。
だからウサギさんの寂しさが自分のことのように感じられて、何とかしてあげたいと思ったのかもしれません。
おかげさまで二人は困難を乗り越えて、友だちになります。
バナナから始まってバナナで終わる、心優しい物語。
寂しい気持ちを抱えている全ての人に、読んでもらいたい1冊です。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
毎日楽しそう
|
投稿日:2021/01/12 |
主人公のニットさんは、毛糸の編み物が得意です。
シャカシャカシャカと、なんでも編みます。
今編んでいるのは、毛糸の椅子です。
さあ完成!
出来上がった椅子に座っていると、のどが渇いてきました。
だから今度は、テーブルとティーポットとカップ、それに花瓶とお花も編みました。
また完成!
出来上がった物でお茶を飲んでいると、寒くなってきました。
なので、次に家を編みました。
シャカシャカシャカ。
シャカシャカシャカ。
ニットさんは、望む通りの色々なものを毛糸で作り上げていきます。
出来上がったものが気に入らなかったら、それをほどいて作り直すだけ。
シャカシャカシャカ。
シャカシャカシャカ。
編み上げたお気に入りの物に囲まれて、ニットさんは毎日楽しそうです。
この絵本は、欲しい物はなんでも毛糸で作り上げてしまう、とても幸せな人の物語です。
小さなお子さんも大人の方も、お話の展開にびっくりしつつも楽しく読めそうな、素敵な絵本だと思います。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
とても明るい家族の物語
|
投稿日:2021/01/09 |
ある朝早く。
お父さんペンギンのジェイは、子どものドゥの部屋に来て叫びました。
「すごいことに なってるぞ!」
雪がたくさん積もっていたからです。
朝ごはんのあと、ジェイは嫌がるドゥを外に連れだして、雪だるまを作りました。
そしてお昼ご飯のあと、今度はかまくらを作ろうとしたのですが、雪が足りません。
だから家の周りから雪を持ってこようとしました。
そうしたら近所の人に、雪かきを頼まれました。
雪はどんどん集まって、とんでもなく大きな雪山ができました。
お父さんペンギンジェイのパワーに、目を見張ります。
だから、最初は嫌がっていたドゥも惹きこまれて、雪だるまや雪かきを熱心にするようになったのかもしれません。
とても明るい家族の物語です。
文章が多めなので、小学校高学年のお子さんにも合うのではないかと思います。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
自分だけではない
|
投稿日:2021/01/09 |
「どうなつこ」という名前の女の子がいます。
「ドー・ドーナツ」というドーナツ屋さんの一人娘だから、「どうなつこ」なのです。
なつこは自分の名前が嫌いで、明日から始まる学校に行きたくないと思っています。
なぜなら、名前を理由にからかわれる、と心配しているからです。
だから思ったのです。
「がっこうに いくくらいなら、 ほんものの ドーナツに なって たべられてしまったほうが、 ましよ……」
すると、どうでしょう!
朝になったら、自分の体がドーナツになっていました!
なつこは、心配した通りに学校でからかわれました。
でも、他の子もからかわれていたのです。
その子の名前は、「あんどうなつ」。
パン屋さんの娘です。
人は、自分だけがいじめられていると思いがちです。
でも同じようにいじめられている子は、他にもいたりするのです。
この絵本は、このことをそれとなく教えてくれているようです。
そしてそんなときどうすればいいのかも、最後のページで教えてくれている気がします。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
いたずらっこだけど
|
投稿日:2021/01/08 |
北風さんが公園に飛んでくると、みんなは素敵な帽子をかぶっていました。
うらやましい北風さん。
いたずらをしたくなって、みんなの帽子を飛ばしてしまいました。
ある帽子は、鳥の頭に。
ある帽子は、木の上に。
ある帽子は、飛行機に。
楽しい気持ちで公園に帰ってみると、帽子を飛ばされたみんながふるえています。
いたずらっこだけどいじわるじゃない北風さん。
慌ててみんなに返しました。
でも、あんまり慌てていたものだから……。
テンポの良い明るい絵本です。
小さいお子さんも少し年上のお子さんも、楽しく読めると思います。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
清潔が一番
|
投稿日:2021/01/08 |
主人公のジュールは、どちらかというと不潔なブタの男の子です。
だから一緒に学校に行くジュリーは、ジュールのことが嫌でたまりませんでした。
そんなある日、二人はいじわるオオカミにつかまってしまいました。
いじわるオオカミは、子どもたちをさらって食べてしまうオオカミです。
オオカミからジュリーを守りたいジュールは、オオカミに言いました。
「この こは ぼくみたいな くさい ちびブタより、 ぜったい おいしいはずです。 おたのしみは あとに とっておいたほうが いいですよ」
オオカミは納得して、ジュールの方を先に食べようとしました。
そのオオカミに、ジュールはあることをしました。
ジュールはとても不潔ですが、心は素直で優しい子です。
だからオオカミへの反撃も、優しいやり方で行います。
でも……。
そのやり方はやっぱり不潔なので、あんまりして欲しくないような気がします。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
愛されているクークー
|
投稿日:2021/01/05 |
いつも寝てばかりのクークーという犬がいました。
クークーは、とっても眠たがり屋さんで、お手伝いをしていてもうとうとうとうと、勉強していてもうとうとうとうと、ご飯を食べてもうとうとうとうと、遊びに行ってもうとうとうとうと。
起きていると、楽しいことがいっぱいあるのに……。
そんなある日、遊び場からの帰り道に、クークーは木に激しくぶつかりました。
あまりの痛さに、すっかり目が覚めました。
そして、何をしても眠れなくなってしまいました。
大変だ!!
この絵本では、ほとんどのページにパパやママが登場します。
そして彼らは、いつもクークーを見ています。
彼らは、クークーのことが好きで好きでたまらないのです。
大切な我が子だと思っているのです。
眠ってばかりでも起きてばかりでもどんな状態でも、たっぷりの愛情を注がれているクークーは、幸せな子どもです。
全ての年代の方にお勧めです。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
優しいキップコップ
|
投稿日:2021/01/05 |
主人公のキップコップは、とちの木の実です。
たくさんの雪が積もったある日、キップコップが探検に出かけてみると、木の上に3羽、そこから少し離れたところの雪の上に1羽、凍えているシジュウカラを見つけました。
キップコップは雪の上にいたシジュウカラを家に連れて帰り、水とヒマワリの種をあげました。
すると、シジュウカラが言うのです。
「わたしのともだちに、たべさせてあげてください」
キップコップは、3羽のシジュウカラのところに向かいました。
キップコップは、シジュウカラたちのために色々なことをします。
大変なこともあったけれど、キップコップはいつも笑顔です。
その優しさ明るさに、心が癒されます。
文章が多めの絵本です。
小学生のお子さんに合うのではないかと思います。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
最後まで読んでしまう
|
投稿日:2021/01/04 |
走るのがぶたよりも遅いから、ぶたを一度も食べたことがないおおかみがいました。
そのおおかみは、どんなに頑張って走っても追いつけないので、ぶたたちからバカにされています。
おおかみは、くやしくてたまりません。
そんなおおかみが、ある日、きつね博士から「ぶたのたね」をもらいました。
家の植木鉢で育ててみると、種はぐんぐん成長して、芽が出てぶたの実ができました。
その大きさは、最初はどんぐりくらい、次の朝にはいちごくらい、その次の朝にはレモンぐらいの大きさになりました。
おおかみは、ぶたの実をみんなもぎとって、フライにして食べることにしました。
ぶたたちは、すやすやと眠っています。
でも、
ドンドンドン。
誰かが戸を叩く音に、目を覚ましてしまいました。
主人公のおおかみが、なんとも哀れでかわいそうです。
素朴でやさしい性格なのに、走るのがとんでもなく遅いためにバカにされてしまって。
次から次から色々なことが起こるおもしろい絵本だから、途中で読むのを止めることはありません。
それとは別に、おおかみの幸せを見つけたくて、ページをめくり続けてしまいます。
色々な理由で最後まで目が離せない、とても気になる絵本です。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
全1274件中 951 〜 960件目 | 最初のページ 前の10件 94 95 96 97 98 ... 次の10件 最後のページ |