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楽葉

じいじ・ばあば・70代以上・埼玉県

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自己紹介
リタイア後、幼児が手軽にできる小さい人形劇を研究しています。

楽葉さんの声

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自信を持っておすすめしたい 昔話絵本のお手本  投稿日:2014/01/31
だいくとおにろく
だいくとおにろく 再話: 松居 直
画: 赤羽 末吉

出版社: 福音館書店
 流れのはやい川に橋掛けを頼まれた大工と
目玉をもらうことを条件に橋をかけた鬼は…

 太い輪郭の大和絵風の絵が自然に昔話の世界に…
白黒とカラーが交互なのもメリハリ効果をあげている
カラーページのテキストは絵を邪魔しないように
背景に溶け込んでいるので読み聞かせの時は
特に下読みを十分にしておきたい

最終ページをめくる時は十分に時間を取って
くれぐれも大きな声で一言…

 ぼくが「だいくとおにろく」を語る時は頭の中に
この絵本の鬼が浮かぶのだが、それはまた別な話…
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なかなかよいと思う グランマとサンタの幸せな出会い  投稿日:2014/01/30
サンタクロースがやってきた
サンタクロースがやってきた 文: クレメント・C・ムーア
絵: グランマ・モーゼズ
訳: 倉橋 由美子

出版社: JICC出版局
 プレゼントの入った袋を担ぐ太った白ひげおじいさん…
このサンタのイメージを作ったといわれる有名な詩に
100歳の画家グランマ・モーゼスが絵をつけたら…

 クリスマスをテーマにした画集を見るつもりで
ゆっくりとページめくりながら楽しみたい…
素朴で夢のある絵に比べて訳詩はちょっと固い

裏表の見返しに使われた農場風景が
モーゼズワールドに入るのを助けているので
読み聞かせではそこからたっぷりと
時間を取って画面を見せたい…

 ぼくは寒さは苦手だけれど やっぱりクリスマスには
雪が似合うと改めて感じた…でも、それはまた別な話…
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自信を持っておすすめしたい 生きたぬいぐるみ  投稿日:2014/01/29
くまのコールテンくん
くまのコールテンくん 作: ドン・フリーマン
訳: 松岡 享子

出版社: 偕成社
 <人形には子どもたちが遊んでくれるまで、本当の命がない…>
昔読んだ本にあったそんなフレーズを思い出す1冊…

 にぎやかなデパートのおもちゃ売り場…
売れ残りのくまのぬいぐるみがやさしい女の子と出会い
ちょっとした冒険のあとでその子の家に引き取られていくまで…

 元気な男の子のくまとやさしい女の子…どちらに感情移入しても楽しめるので、集団の読み聞かせにもぴったり…

 フリーマンは温かい視線で子どもの世界を描く作家でほかにも好きな絵本がたくさんあるけれど、それはまた別な話…
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なかなかよいと思う プレゼント量産の秘密…  投稿日:2014/01/29
サンタクロースと小人たち
サンタクロースと小人たち 作・絵: マウリ・クンナス
訳: 稲垣 美晴

出版社: 偕成社
 サンタクロースの本場で生まれた特別な一冊…

 フィンランドのはずれにサンタが大勢の小人や
トナカイに囲まれて暮らすコミュニティがあった…
小人たちは木工や印刷、裁縫でクリスマスプレゼントを
用意するのが仕事…でも夏休みは演劇やブラスバンドで
楽しみます…そして子どもたちには学校も…

 各ページに細かく描き込まれた暮らしぶりをみると
作者が一番楽しんで描いたことがわかるだろう…
テキストは読まなくても、子どもとながめるだけで
豊かな時間が過ごせると思う…

 サンタの様子がどことなくブリッグズの「さむがりやのサンタ」を
思い出させるのだが、それはまた別な話…
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なかなかよいと思う 必要悪?  投稿日:2014/01/28
鬼が出た
鬼が出た 作: 大西廣
絵: 梶山 俊夫

出版社: 福音館書店
 今、2歳の孫でさえ<オニ>の存在に怯えている…
鬼は怖いけどちょっと気になる存在だ…
それはなぜだろう?

 ぼくたちが思い浮かべる鬼のイメージは<桃太郎>
<じごくのそうべえ>などの絵本や
<なまはげ><節分>などの年中行事から身につけたものだ…
しかし、その鬼たちには大昔からお手本があり、
現代まで引き継がれているのは
人間が鬼たちを必要としていたからなのだ…
そんなことに気づかせてくれる1冊

 美術館、博物館、図書館から提供されたたくさんの図版が
理解を助けている中、最終ページ…
「きみも鬼になってみないか。」と呼びかけたページをめくると
小学生が描いた青鬼が座っている
鬼が今に伝承されていることを示す工夫だと思った

 でも、しつけのために地獄絵を幼児に見せるのは
ちょっと違うと思うのだが、それはまた別な話…
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なかなかよいと思う 照れないで詠もう  投稿日:2014/01/27
おかあさんだいすき
おかあさんだいすき 作: マージョリー・フラック
絵: マージョリー・フラック 大沢 昌助
訳: 光吉 夏弥

出版社: 岩波書店
 60年前に出版されたロングセラーで2編が収められている…

 『おかあさんのたんじょうび』は
誕生日プレゼントを探す男の子が
出会った動物たちの申し出を次々に断り
最後に意外な贈り物に行きつく話…

 読み聞かせの際は繰り返しを面倒がらずに
<ぴょんぴょん><ぴょこぴょこ>など
動物ごとに微妙に違う擬音を元気よく楽しく読みたい…
結末はちょっと気恥ずかしさもあるが サラッと…

 小さい頃、ぼくは二つ目の話『おかあさんのあんでくれたぼうし』に共感していた…理由は当時物不足で母が色々な服を手づくりしてくれたことにあるのだが、それはまた別な話…
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なかなかよいと思う 遊ぶならこの一冊を  投稿日:2014/01/27
国際版 ディズニーおはなし絵本館 ピーターパン
国際版 ディズニーおはなし絵本館 ピーターパン 出版社: 講談社
 アニメを見た後でその絵本を見たい、見せたいというのは
自然な欲求なのでたくさんの種類が出版されている

 しかし、ディズニーのアニメ絵本は一部では評判がよくない
ページ数も限られ、絵もフィルムと違いクオリティが低いのも
嫌われる一因なのだろうが…

 この国際版シリーズはセリフ中心の構成で
映画の流れに沿って見開き単位の紙芝居のようだ
見返しに登場人物が紹介されているのも親切だ

 読み聞かせの時は映画で使われている曲や
印象的なフレーズなどをアドリブで加えてみると
更に楽しめるだろう…
地の文とセリフを分担するのも劇遊びの一種として面白い

 ぼくは原作と…それを脚色した映画と…
更にそこからアレンジした絵本は全く別物ぐらいの気持ちで
楽しめばいいのだと思っているのだが、それはまた別な話…
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なかなかよいと思う 幼児だって運転したいのだ  投稿日:2014/01/26
のせてのせて
のせてのせて 文: 松谷 みよ子
絵: 東光寺 啓

出版社: 童心社
 幼児に動物、乗り物がからむパターンの先駆けとなった作品…

 男の子が運転する赤い自動車が画面右から左に走っていく…
ページをめくると左ページにヒッチハイクする動物が登場…
その次のページでは動物を乗せて先へ…
このパターンをうさぎ…くま…ネズミ…と
三回の繰り返しで満員になった車が進んでいく…
すると突然真っ暗なトンネルがあって…

 読み聞かせの際、テキストは自分の言葉に言い換えてもいいし、手をあげている動物を乗せるかどうか子どもに確認するステップを加えるのも楽しいだろう…
40年以上前の絵にはちょっと古さもあるが気にはならない

 ドライブに行ったまま終わるので、無事に帰ってこられるか気になるところだが、それはまた別な話…
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自信を持っておすすめしたい どっちが子ども?  投稿日:2014/01/25
おじいちゃんだいすき
おじいちゃんだいすき 作・絵: ロブ・ルイス
訳: かねはらみずひと

出版社: ほるぷ出版
 孫と祖父の<あるある的>交流に和む1冊…

 パパ、ママ、フィンリー坊やのクマ一家
クマの姿をしているがその暮らしは人間そのもの
そこへおじいちゃんがやって来た…
親にはできないやんちゃを仕掛けるおじいちゃん
それにとまどいながらもおもしろがるフィンリー
三つのエピソードから一つを読み聞かせて
反応をみるのもいいだろう…

 水彩をベースに場面によって様々な技法を
組み合わせた絵はテキストとよく絡み合っているので
絵を見る時間を意識して楽しみたい。

 YouTubeで作者はバーニンガムの絵本がお気に入り…
と知り、うれしくなったのだが、それはまた別な話…
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自信を持っておすすめしたい 本を未来へ…  投稿日:2014/01/23
ルリユールおじさん
ルリユールおじさん 作: いせひでこ
出版社: 講談社
 力量のある絵本作家が本当に描きたい対象に出会った喜びが隅々から伝わってくる一冊…

 植物が大好きな少女ソフィーの壊れた図鑑を老ルリュール(製本職人)がみごとに再生させる過程で交わされる孫と祖父のようなやりとり…少女の本に対する愛着とそれに応えようとする職人…
「本には大事な知識や物語や人生や歴史がいっぱいつまっている。それらをわすれないように、未来にむかって伝えていくのがルリュールの仕事なんだ。」彼は少女からお金ではない充分な対価を得たに違いない

 舞台となるパリ市街が丹念に淡彩画で描かれ、添えられた短い文章と併せて一冊の画集のようだ…事実、出版された翌年にパリで開催された原画展の報道をみると額装された表紙の原画は完全に一枚の絵画だ

本の寿命を延ばす手段の一つに図書館があるのだが、それはまた別な話…
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